おしゃれなコーディネートのポイント

結婚式は特別な日であり、ゲストとして参加する際には適切な服装を選ぶことが求められます。
スーツは男性が結婚式に出席する際の定番アイテムであり、おしゃれなコーディネートを心掛けることで、一層印象的なスタイルを演出することができます。
今回は、結婚式においておしゃれなスーツの選び方とコーディネートのポイントについて考えてみましょう。

結婚式のスーツのマナー

結婚式のスーツ選びをする前に、まずは服装のマナーをおさえておく必要があります。ここから、知っておくべき結婚式のスーツのマナーについて解説します。

ゲストの服装は立場によって異なる

近年、結婚式において服装のカジュアル化が進んでいますが、基本的にはフォーマルな場にふさわしいスタイルにしていくことがマナーです。
結婚式は、自分がどのような立場で出席するかによって、服装のマナーが異なります。
たとえば、両家の父親など親族は、タキシードやモーニングなどの正礼装にあたるスーツを着用します。
職場関係や友人の場合は、ブラックスーツなどの準礼装、またはダークスーツなどの略礼装にあたるスーツを着用するのがマナーです。
また、格式高い結婚式では、招待状に明確なドレスコードが記載されている場合もあります。その際は、ドレスコード通りの着こなしをしましょう。

ビジネススーツで代用するのはNG

ビジネススーツとは、その名の通りビジネス用に作られているスーツのことです。
日常使いするものなので、カジュアルな素材や色柄などを使用していることもあります。
ビジネススーツのなかでも、カジュアル感がなければ、フォーマルシーンにもマッチする可能性はあります。
しかし、結婚式でビジネススーツの着用は避けた方が無難でしょう。
とはいえ、ビジネススーツそのものが絶対にNGというわけではありません。
「配慮のない着方」で結婚式に参列することが、失礼にあたるということです。
普段のスーツやネクタイ、大きなバッグやくたびれた革靴では、まるで仕事のついでに寄ったかのような印象になってしまいます。
ビジネスでの着こなしと差別化を図り、特別感のある装いをすることが、結婚式に招かれたゲストの服装マナーです。
ビジネススーツであっても、生地に光沢があるものを選んだり、ベストをプラスしたりすることで、フォーマルな印象がグッと増します。

こちらで具体例をご覧いただけます。

https://www.youtube.com/shorts/4m9GEU2OeKU

派手過ぎるものは避ける

白系のスーツは新郎と被ってしまうため、ゲストは着用を控えましょう。
また、奇抜なカラーやデザインのスーツは、主役より目立ってしまう可能性があるためマナー違反です。
派手な柄が入ったシャツ・ネクタイなども避けるようにしましょう。
見逃しがちなベルトも、バックルや飾りが大きいデコラティブなタイプは控えた方が無難です。
ただし、最近は格式高い結婚式でなければ、淡いパステルカラーのシャツや、控えめな模様のネクタイはOKとされることが多くなっています。

結婚式に合うおしゃれなスーツの色

結婚式におけるスーツのマナーがわかったところで、ここから男性のゲストスタイルにふさわしいおしゃれなスーツの色についてご紹介します。

王道で高級感のある「ブラック」

フォーマルスーツの王道であるブラックのスーツは、準礼装にあたる服装です。
光沢のない深い漆黒は高級感たっぷりで、厳格な結婚式でも申し分ありません。
かっちりした真面目な着こなしを叶えたい方におすすめです。
ブラックには差し色が映えるので、小物で個性を出すとよりおしゃれに決まります。

洗練された印象の「ネイビー・グレー」

カジュアルな結婚式にもマッチするダークカラーは、略礼装にあたるスーツです。
ネイビーやグレーなどダークトーンカラーのスーツは、洗練された自分らしさを演出できます。
目立ちにくいストライプ柄であるシャドーストライプも、ダークスーツのひとつです。
友人の結婚式には、トレンド感のあるダークスーツで参列するケースが増えています。
ただし、ブラウンやベージュなどカジュアルな色のスーツは、関係性によってNGな場合もあります。

結婚式用スーツの「柄」は？

結婚式のゲストが着るスーツには、無地以外にストライプやチェックなどの柄物もあります。
参列するシーンによっては、結婚式に不向きな柄もありますので注意が必要です。
柄物を選ぶ場合は、控えめな印象であるシャドーストライプのような織柄が適しています。
織柄が光を反射してキレイな光沢感が生まれるため、結婚式にピッタリな柄だといえます。

「柄物はカジュアルすぎる？」と不安な方は、ダブルブレスト仕様のジャケットにしたり、ベストを着てスリーピースにしたりすることをおすすめします。
フォーマル度の高いダブルブレストやスリーピースで、フォーマル感を補ってあげましょう。
ちなみに、ダブルブレストというのは、ボタンが2列にレイアウトされたジャケットのことです。

ストライプやチェックなど、柄物スーツを選んだ際には、コーディネートに気をつけましょう。
「足し算」ではなく、「引き算」を意識することが大切です。
柄物スーツの場合、インナーは無地をベースに、控えめなアイテムが馴染みます。
柄スーツに柄のあるワイシャツやネクタイのような、全て柄のあるアイテムでのコーディネートは、ファッション上級者でも難しいものです。
スーツに柄を取り入れるのであれば、他アイテムは極力無地を取り入れて、バランスをとることがポイントです。

結婚式用スーツの「生地」は？

結婚式スーツの色柄のほかにも、こだわりたいポイントは生地です。スーツは素材によって見え方が大きく変化します。
基本的に、ウール100%かウールが混紡された生地がおすすめです。
ウールは手触りが滑らかで、艶があって見た目も上品なので、結婚式に最適な生地です。
ウール以外だと、ポリエステルが混紡されたスーツもあります。ポリエステルは、シワがつきにくかったり耐久性に優れていたりする特徴があります。
このような機能性を重視すると、それに伴ってややカジュアルになる傾向にあります。
そのため、結婚式で着用するのであれば、ポリエステルよりウールのスーツがおすすめです。

結婚式に出席する際のメンズスーツのおしゃれなカラーコーディネートのコツ

結婚式は、新郎新婦の晴れの日ですが、それと同時に、出席者もおしゃれに気を遣いたいものです。
しかし、結婚式には様々なドレスコードやマナーがあり、自分の好きな色やスタイルを自由に選べるわけではありません。
では、どのようにして、結婚式にふさわしく、かつおしゃれなスーツのカラーコーディネートを決めることができるのでしょうか？
ここでは、結婚式に出席する際のスーツのおしゃれなカラーコーディネートのコツをいくつかご紹介します。

1. ドレスコード / カラーマナーに従う

結婚式には、ドレスコードが設定されていることが多くあります。その場合は、そのドレスコードに従うことが一番無難です。
例えば、ドレスコードがフォーマルなら、黒や紺などのダークスーツを着用しましょう。ドレスコードがセミフォーマルなら、グレーやブラウンなどのライトスーツを着用しましょう。
ドレスコードがカジュアルなら、ベージュやカーキなどのカジュアルスーツを着用しましょう。
ただし、ドレスコードが明記されていない場合や、不明な場合は、フォーマルかセミフォーマルのどちらかを選ぶと良いでしょう。カジュアルすぎると失礼にあたる可能性があります。

2. 新郎新婦のテーマカラーに合わせる

結婚式には、新郎新婦がテーマカラーを決めていることが多くあります。その場合は、そのテーマカラーに合わせることもおしゃれなスーツのカラーコーディネートのコツです。
例えば、テーマカラーがピンクなら、ピンク系の色を取り入れたシャツやネクタイを選んでみましょう。ただし、テーマカラーと同じ色を全身に使うのはNGです。
それでは、新郎新婦と同化してしまいますし、目立ちすぎて失礼にあたります。テーマカラーと同じ色は、小物やアクセサリーなどでさりげなく取り入れる程度にしましょう。
また、テーマカラーと相性の良い色を探すことも大切です。例えば、ピンクと相性の良い色は、白やグレー、ベージュなどです。
これらの色をベースにして、ピンクを差し色にすると、バランスの良いコーディネートができます。

3. 季節や時間帯に応じて色味を変える

結婚式に出席する際は、季節や時間帯に応じて色味を変えることもおしゃれなスーツのカラーコーディネートのコツです。
一般的には、春夏は明るく爽やかな色味、秋冬は落ち着いた暖かみのある色味が好まれます。
また、昼間の結婚式はパステルカラーや淡い色味が清楚で上品ですが、夜の結婚式は濃い色味や華やかな色味が華やかで華麗です。
例えば、春夏の昼間の結婚式なら、水色やサーモンピンクなどの淡い色味を使ったシャツやネクタイがおすすめです。
秋冬の夜の結婚式なら、ワインレッドやエメラルドグリーンなどの濃い色味を使ったシャツやネクタイがおすすめです。

4. 白や黒は控えめにする

結婚式に出席する際は、白や黒は控えめにすることもおしゃれなスーツのカラーコーディネートのコツです。
白は、新婦の色として特別な意味を持つ色です。そのため、白を多く使ったコーディネートは、新婦に失礼にあたる可能性があります。
また、白は清潔感や清純さを象徴する色ですが、同時に地味さや冷たさを感じさせる色でもあります。白を使う場合は、他の色とのバランスを考えることが大切です。
たとえば、白いシャツに白いネクタイはNGですが、白いシャツにカラフルなネクタイはOKです。
白いスーツに白いシャツはNGですが、白いスーツにパステルカラーのシャツはOKです。

黒も、結婚式に出席する際は控えめにすることがおすすめです。黒は、フォーマルな色として重宝されますが、同時に喪服や冠婚葬祭の色としても使われます。
そのため、黒を多く使ったコーディネートは、結婚式の華やかな雰囲気にそぐわない可能性があります。
また、黒は引き締め効果がありますが、同時に重苦しさや暗さを感じさせる色でもあります。
黒を使う場合は、他の色とのコントラストを考えることが大切です。
たとえば、黒いスーツに黒いシャツはNGですが、黒いスーツに白いシャツはOKです。
黒いスーツに黒いネクタイはNGですが、黒いスーツにカラフルなネクタイはOKです。

結婚式に出席する際のメンズスーツのフィット感の重要性

結婚式に出席する際は、スーツの色や柄、素材などに気を遣うことが多いと思いますが、それと同じくらい大切なことがあります。
それは、スーツのフィット感です。スーツのフィット感とは、スーツが自分の体型に合っているかどうかということです。
スーツのフィット感が良いと、着こなしに清潔感や品格が出ますし、自信や満足感も高まります。
逆に、スーツのフィット感が悪いと、着こなしにだらしなさや不快感が出ますし、自信や満足感も低下します。
では、スーツのフィット感を良くするためには、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか？
ここでは、結婚式に出席する際のスーツのおしゃれなコーディネートでのフィット感の重要性と、そのチェック方法をご紹介します。

1. ジャケットの肩幅と袖丈をチェックする

ジャケットのフィット感をチェックする際には、まず肩幅と袖丈に注目しましょう。肩幅は、ジャケットの肩線が自分の肩先とぴったり合っているかどうかを見ます。
ジャケットの肩線が自分の肩先よりも内側に入っている場合は、ジャケットが小さすぎるということです。
逆に、ジャケットの肩線が自分の肩先よりも外側に出ている場合は、ジャケットが大きすぎるということです。どちらも着こなしに不自然さや窮屈さを感じさせるため、避けましょう。

袖丈は、ジャケットを着た状態で腕を下ろした時に、シャツの袖口が1～2cm程度見えるかどうかを見ます。シャツの袖口が全く見えない場合は、ジャケットの袖丈が長すぎるということです。
逆に、シャツの袖口が3cm以上見える場合は、ジャケットの袖丈が短すぎるということです。どちらも着こなしにバランスやプロポーションが悪く見えるため、避けましょう。

2. ジャケットの胸囲とウエストをチェックする

次に、ジャケットの胸囲とウエストに注目しましょう。胸囲は、ジャケットを着た状態でボタンを留めた時に、胸の部分に適度なゆとりがあるかどうかを見ます。
ジャケットが胸の部分でぴったりと張り付いている場合は、ジャケットが小さすぎるということです。
逆に、ジャケットが胸の部分でだぶだぶと余っている場合は、ジャケットが大きすぎるということです。どちらも着こなしに不格好さや不快感があるため、避けましょう。

ウエストは、ジャケットを着た状態でボタンを留めた時に、ウエストの部分に適度なシェイプがあるかどうかを見ます。
ジャケットがウエストの部分でぴったりと張り付いている場合は、ジャケットが小さすぎるということです。
逆に、ジャケットがウエストの部分でだぶだぶと余っている場合は、ジャケットが大きすぎるということです。どちらも着こなしに野暮ったさやだらしなさを感じさせるため、避けましょう。

3. パンツのウエストと裾幅をチェックする

最後に、パンツのフィット感をチェックする際には、ウエストと裾幅に注目しましょう。ウエストは、パンツを履いた状態でベルトを外した時に、パンツが落ちない程度のサイズが理想です。
パンツが落ちてしまう場合は、パンツが大きすぎるということです。逆に、パンツがきつくて履けない場合は、パンツが小さすぎるということです。
どちらも着こなしに窮屈さや不安定さを感じさせるため、避けましょう。

裾幅は、パンツを履いた状態で靴を履いた時に、パンツの裾が靴の甲の部分にかかる程度の長さが理想です。
パンツの裾が靴の甲よりも長くて床についてしまう場合は、パンツの裾幅が長すぎるということです。
逆に、パンツの裾が靴の甲よりも短くて足首が見えてしまう場合は、パンツの裾幅が短すぎるということです。どちらも着こなしにバランスやプロポーションが悪く見えるため、避けましょう。

結婚式スーツに合わせたい！おしゃれな小物

スーツを選んだら、合わせる小物もチェックしましょう。小物にこだわればコーディネートのアクセントになり、スーツスタイルをおしゃれに格上げできます。
ここから、スーツに合わせたいセンスが光る小物選びについて解説します。

色と襟元でおしゃれさを演出「シャツ」

シャツの色は白無地が基本です。迷ったら無地の白シャツを選べば問題ないでしょう。
袖口はシングルでもダブルでもOKですが、ダブルカフスの方がよりフォーマルな形になります。
ただし、ダークスーツに合わせる場合は、淡いカラーなどのシャツでも構いません。
スーツの色に合わせて、シャツの色も考えてみると良いでしょう。
襟については、レギュラーカラーやワイドカラーがフォーマルな場にふさわしいとされています。
襟幅の開いたセミワイドカラーは、ネクタイの結び目のおさまりがよく見えます。
襟に紐が付いているタブカラーであれば、ネクタイの結び目が立体的に見えておしゃれ度アップ。
ちなみに、ボタンダウンの襟はカジュアルなので、結婚式では避けた方が無難です。

下は結婚式でNGなシャツについての動画です。

自分らしさを表現できる「ネクタイ」

ネクタイは白やシルバー系が基本です。最近では、パステルカラーなど淡い色合いも人気があります。
無地だけでなく、ストライプやドットなど柄物のネクタイでも問題はありません。
ネクタイは結婚式スタイルのなかでも比較的自由度が高いため、自分らしさを出しやすいアイテムといえます。
ただし、派手になり過ぎないように気を付けましょう。
ほどよいゴージャス感をプラスしたいなら、シャンパンゴールドのネクタイがおすすめです。
また、紫は位の高い色とされていた歴史があり、薄紫のネクタイは品格ある雰囲気を演出できます。

コンパクトでシンプルな「バッグ」

フォーマルシーンでは、小さめのサイズのバッグがふさわしいでしょう。
結婚式で男性がバッグを持つ場合、コンパクトなクラッチバッグがおすすめです。
デザインは、無地でダーク系カラーが基本となります。
スーツの色や素材とバッグを合わせれば、統一感が出ておしゃれに仕上がります。
派手な柄やカジュアルなデザインのバッグは控えた方が無難です。
なお、アニマル柄は殺生を連想させるため、結婚式では避けてください。

下は結婚式でおすすめなバッグについての動画です。

手堅く決めたいフォーマルな「シューズ」

おしゃれにスーツを着こなすなら、足元まで気を配りましょう。
フォーマルなスーツスタイルにマッチするのは、手堅くおしゃれなシューズです。
結婚式スーツに合わせるシューズは、革靴が基本となります。
カラーはブラックで、プレーントゥやストレートチップなどのデザインであればフォーマルな印象です。
当然ですが、スニーカー・サンダ・、ブーツなどカジュアル度の高いシューズはNG。
メダリオンなど装飾の多いデザインはカジュアルに見えるため、結婚式では控えましょう。

下はフォーマルな場所でおすすめの革靴についての動画となります。

色を揃えて統一感アップ「靴下」

靴下の色は、スーツの色に合わせるようにしましょう。また、靴の色に合わせるのもおすすめです。
たとえば、スーツが黒の場合、靴下も黒を選べば間違いありません。
グレー系のダークスーツに黒い革靴を履くのであれば、靴の色に合わせて暗めのソックスを履くと統一感アップ。
靴下・靴、さらに小物の色を揃えるとまとまりが出て、おしゃれ感が演出できます。

アクセサリーでおしゃれに決める

結婚式に出席する際のスーツは、色や柄、素材などに気を遣うことが多いと思います。
それだけではなく、アクセサリーのコーディネートも重要なポイントです。
アクセサリーとは、ポケットチーフ・ネクタイピン・カフスなどのファッション雑貨のことです。
アクセサリーは、スーツのコーディネートに華やかさや個性をプラスするだけでなく、マナーやエチケットも表現することができます。
では、結婚式に出席する際のスーツでは、どのようなアクセサリーを選び、どのように着用すればおしゃれに決めることができるのでしょうか？
ここでは、結婚式に出席する際のスーツでは、アクセサリーでおしゃれに決めるためのコツとおすすめのアイテムをご紹介します。

1. ポケットチーフはネクタイと同じ色かコントラストカラーを選ぶ

ポケットチーフは、ジャケットの胸ポケットに差し込む小さな布切れです。ポケットチーフは、スーツのコーディネートにアクセントや品格をプラスすることができます。
結婚式に出席する際のポケットチーフは、基本的にはネクタイと同じ色かコントラストカラーを選ぶと良いでしょう。ネクタイと同じ色を選ぶ場合は、統一感や落ち着きが出ます。
コントラストカラーを選ぶ場合は、華やかさや個性が出ます。たとえば、白やシルバー系のネクタイには、白やシルバー系のポケットチーフか、赤や青などのコントラストカラーのポケットチーフがおすすめです。
また、ポケットチーフは無地でも良いですが、柄物やレースなどのデザイン性のあるものを選ぶとよりおしゃれに見えます。

ポケットチーフは折り方も見え方に大きく影響します。
下の動画はポケットチーフは折り方と、すでに折ってあるポケットチーフの解説となります。

https://www.youtube.com/watch?v=HRfkc_7UD1o

2. ネクタイピンはシンプルで上品なものを選ぶ

ネクタイピンは、ネクタイをジャケットに留めるための小さな金属製の棒状のアクセサリーです。ネクタイピンは、スーツのコーディネートに繊細さや気品をプラスすることができます。
結婚式に出席する際のネクタイピンは、基本的にはシンプルで上品なものを選ぶと良いでしょう。
シンプルで上品なネクタイピンとは、無地やストライプなどのシンプルなデザインで、金色や銀色などの上品な色味のものです。
また、ネクタイピンはネクタイの幅に合わせて選びましょう。ネクタイピンがネクタイよりも長いと不格好に見えますし、短すぎると存在感がありません。
一般的には、ネクタイピンはネクタイの幅の3分の2程度が理想です。

ネクタイピンはつけ方、位置でも印象が大きく変わってきます。
下の動画を参考にしてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=2TyoqR4THm8

カフスはシャツと同じ色かコントラストカラーを選ぶ

カフスは、シャツの袖口を留めるための小さな金属製の飾りボタンです。カフスは、スーツのコーディネートに高級感や洗練さをプラスすることができます。

結婚式に出席する際のカフスは、基本的にはシャツと同じ色かコントラストカラーを選ぶと良いでしょう。シャツと同じ色を選ぶ場合は、すっきりとした印象が出ます。
コントラストカラーを選ぶ場合は、目立つ印象が出ます。たとえば、白いシャツには、白やシルバー系のカフスか、金色や黒などのコントラストカラーのカフスがおすすめです。
また、カフスは無地でも良いですが、模様や文字などのオリジナリティのあるものを選ぶとよりおしゃれに見えます。

結婚式のシーズンや会場に応じてアレンジ

結婚式に出席する際のスーツは、色や柄、素材などに気を遣うことが多いと思いますが、それだけではなく、シーズンや会場にも合わせることが大切です。
シーズンや会場に合わせることで、スーツのコーディネートに季節感や雰囲気をプラスすることができます。
では、結婚式に出席する際のスーツは、どのようにシーズンや会場に応じてアレンジしておしゃれにすることができるのでしょうか？
ここでは、結婚式に出席する際のスーツはシーズンや会場に応じてアレンジしておしゃれにするためのコツとおすすめのアイテムをご紹介します。

1. 春夏の結婚式は爽やかなカラーで涼しげに

春夏の結婚式は、暖かくて明るい季節です。そのため、スーツのコーディネートも爽やかなカラーで涼しげにすると良いでしょう。爽やかなカラーとは、グレーやベージュなどのライトカラーです。
ライトカラーは、清潔感や軽快感を表現する色として相応しいだけでなく、暑さを和らげる効果もあります。また、ライトカラーは無地でも良いですが、チェックやストライプなどの柄物を選ぶとより華やかに見えます。
例えば、グレーのチェックスーツやベージュのストライプスーツなどがおすすめです。

2. 秋冬の結婚式は深みのあるカラーで温かみを

秋冬の結婚式は、寒くて落ち着いた季節です。そのため、スーツのコーディネートも深みのあるカラーで温かみを出すと良いでしょう。
深みのあるカラーとは、紺や茶などのダークカラーです。ダークカラーは、品格や落ち着きを表現する色として相応しいだけでなく、暖かさを感じさせる効果もあります。
また、ダークカラーは無地でも良いですが、ヘリンボーンやツイードなどの素材感のあるものを選ぶとよりおしゃれに見えます。たとえば、紺のヘリンボーンスーツや茶のツイードスーツなどがおすすめです。

3. チャペル挙式やホテルウェディングはフォーマルなスーツで品格を

チャペル挙式やホテルウェディングは、格式高く華やかな会場です。そのため、スーツのコーディネートもフォーマルなスーツで品格を出すと良いでしょう。
フォーマルなスーツとは、ブラックスーツやダークスーツなどの礼服です。礼服は、結婚式に限らずあらゆるフォーマルシーンで着用できるスーツで、上質な生地や仕立てでつくられています。
また、礼服は無地が基本ですが、シャドーストライプなどの織り柄があるものもあります。たとえば、ブラックのシャドーストライプスーツやダークグレーの無地スーツなどがおすすめです。

4. レストランウェディングやカフェウェディングはカジュアルなスーツで個性を

レストランウェディングやカフェウェディングは、カジュアルでアットホームな会場です。そのため、スーツのコーディネートもカジュアルなスーツで個性を出すと良いでしょう。
カジュアルなスーツとは、ベージュやカーキなどのカジュアルカラーのスーツや、ジャケットとパンツが別々の色や柄のセパレートスーツです。
カジュアルカラーやセパレートは、結婚式に限らず普段着としても着用できるスーツで、自分らしいコーディネートが楽しめます。
また、カジュアルなスーツは無地でも良いですが、グレンチェックや千鳥格子などの柄物を選ぶとよりおしゃれに見えます。
たとえば、ベージュのグレンチェックスーツやブラウンとグレーのセパレートスーツなどがおすすめです。

下はシチュエーションに合わせたコーディネートの例になります。

まとめ

今回は、結婚式に出席する際のおしゃれなスーツの選び方やコーディネートのポイントをご紹介しました。
カラーコーディネートやフィット感、アクセサリーの使い方、そしてシーズンや会場に応じたアレンジなど、細部に気を配ることで、よりスタイリッシュな印象を残すことができます。
結婚式は特別なイベントなので、今回の記事を参考にして、自信を持っておしゃれを楽しんでください。