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ノークッションなどオーダースーツの裾丈の整え方を紹介します

 

オーダースーツを注文する場合、全てお店にお任せという訳にはいきません。
しっかり自分の好みを伝える必要があります。スラックスの裾上げについても、そうです。
ノークッションを始めとして、裾上げにおける丈の長さの調整にも種類がありますので、予め知っておくと便利です。

スラックスの裾丈と仕立て方の種類

スラックスの裾丈は3種類

ワンクッションとハーフクッション、ノークッションの3種類が、裾直しの際に知っておくべき丈の長さの呼称です。
ワンクッションは、スラックスの裾が履いている靴の甲の部分にシッカリ当たっている状態の丈を指します。
裾の幅が22㎝以上の太めのスラックスにお勧めです。
ハーフクッションは、スラックスの裾が履いている靴の甲の部分に触れるか触れないかの微妙な位置にある丈です。裾の幅が22㎝前後のスラックスに合います。
ノークッションでは、スラックスの裾は履いている靴に当たりません。
裾の幅が18㎝以下の細身のスラックスに合っている裾丈です。スラックスの裾上げの種類は、かつてはワンクッションが主流でしたが、近年では短めの裾丈にも人気が集まっています。
細身で、くるぶしが少し覗くくらいの裾丈にしたスラックスを好んで履く人が増えているのです。
またテーパードやスキニーのパンツにもノークッションは似合っています。オーダースーツを注文する際は裾丈も自分の好みに合わせられますが、裾の幅と丈のバランスには気を付けてください。

スラックスの裾の仕立て方も3種類に分けられます

折り返しの無いシングルタイプ、折り返しのあるダブルタイプ、そして後ろ斜め方向にカットしているモーニングタイプです。かつてはシングルタイプが正統とされてきましたが、お洒落感覚でダブルタイプにする人も増えてきました。
オーダースーツのパンツの裾を、ダブルタイプにする方も現在では少なくありません。モーニングタイプは基本礼装用です。
 

裾丈調整ではウエストの位置や履いている靴も重要です

裾丈を調整する際には、スラックスを正しく履いておかなくてはなりません。
履いたスラックスが自然とずり下がり腰骨に当たって止まれば、そこが正しいウエストの位置です。
臍の下あたりになります。またオーダースーツの話し合いでお店に出向く際は、スーツに合わせたいと思っている靴を履いていくようにしましょう。
どの裾上げの種類がパンツと靴に合うかイメージしやすくなります。
 

ノークッションは細身のオーダースーツに似合う裾上げです

オーダースーツを注文する際には、細部にまでこだわり、自分のスタイルを反映させることが大切です。特にスラックスの裾丈や仕立て方は、全体の印象を左右する重要なポイントですので、丈の種類や仕立て方を理解し、自分の好みやスタイルに合った選択をしましょう。近年人気の「ノークッション」は、足元をすっきりと見せ、細身のシルエットを引き立てます。裾丈の微調整一つで、パンツのシルエットやコーディネート全体のバランスが大きく変わります。オーダースーツを仕立てる際には、プロのアドバイスを受けながら、自分らしさを最大限に引き出すスラックスの裾丈と仕立て方を選んでください。

 

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