スラックスの裾丈は3種類
ワンクッションとハーフクッション、ノークッションの3種類が、裾直しの際に知っておくべき丈の長さの呼称です。
ワンクッションは、スラックスの裾が履いている靴の甲の部分にシッカリ当たっている状態の丈を指します。
裾の幅が22㎝以上の太めのスラックスにお勧めです。
ハーフクッションは、スラックスの裾が履いている靴の甲の部分に触れるか触れないかの微妙な位置にある丈です。裾の幅が22㎝前後のスラックスに合います。
ノークッションでは、スラックスの裾は履いている靴に当たりません。
裾の幅が18㎝以下の細身のスラックスに合っている裾丈です。スラックスの裾上げの種類は、かつてはワンクッションが主流でしたが、近年では短めの裾丈にも人気が集まっています。
細身で、くるぶしが少し覗くくらいの裾丈にしたスラックスを好んで履く人が増えているのです。
またテーパードやスキニーのパンツにもノークッションは似合っています。オーダースーツを注文する際は裾丈も自分の好みに合わせられますが、裾の幅と丈のバランスには気を付けてください。
スラックスの裾の仕立て方も3種類に分けられます
折り返しの無いシングルタイプ、折り返しのあるダブルタイプ、そして後ろ斜め方向にカットしているモーニングタイプです。かつてはシングルタイプが正統とされてきましたが、お洒落感覚でダブルタイプにする人も増えてきました。
オーダースーツのパンツの裾を、ダブルタイプにする方も現在では少なくありません。モーニングタイプは基本礼装用です。