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知って得する!スーツのテカリを自分で直す方法
お気に入りのスーツでもテカリが発生すると、もう寿命かなと買い替えを検討する方が多いのですが、実は自分で直す方法があります。直し方を知っておけば、長く着ることができるでしょう。
テカってしまう原因や対策、どのようにすれば直るのかについてご紹介するので、参考にしてみてください。
大きな原因として、スーツの生地に使われていることが多いウールの繊維が押しつぶされてしまい、光が反射しやすくなるからです。もともとは繊維の表面に凹凸があるのですが、それが摩擦や圧迫でなくなるとテカってしまいます。
デスクに接することが多いひじや、椅子に擦れやすいお尻部分が特にテカるのはこのためです。そのため、デスクワークをしている方は、座る時間が短い方に比べてテカリやすいといえます。
軽いテカリの直し方
それほど状態がひどくなる前であれば、ブラッシングやスチームアイロンを使った直し方を試してみましょう。
ブラッシングをする際には、洋服用のブラシを使い、圧迫されて寝ている繊維を起き上がらせるように意識するのがポイントです。同じ方向に向かってブラッシングするのではなく、円を描くように回転させながら動かしてみてください。
ブラッシングをすることによって、繊維の間に詰まったホコリや花粉なども取り除くことができます。
ブラッシングを使った直し方だけでは状態が改善しない場合、ウールの繊維がつぶれている可能性があるので、スチームアイロンで蒸気を当てて元の形に戻しましょう。テカっている部分にスチームを当てるだけなので簡単です。
この際、アイロンが直接スーツに当たらないように注意しなければなりません。その後、ブラッシングをして仕上げます。
頑固なテカリの直し方はアンモニア水
ブラッシングやスチームアイロンでも直らない場合は、薬局で200円ほどで購入できるアンモニア水を使った方法が効果的です。アンモニア水に含まれているアルカリ成分によって繊維が膨らみ、テカリを抑えることができます。
まず、100mlの水にアンモニア水を7~8ml程度入れてスプレーボトルに移し、軽く生地が湿る程度吹きかけましょう。続いて、当て布をしてからアイロンを軽く乗せてアンモニア臭がなくなるまで熱で乾かしていきます。あとはブラッシングをして陰干ししたら完了です。
アンモニアは揮発性なので洗い流す必要はありません。とても簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
定期的にしっかりケアするのがおすすめ
軽いものから頑固なものまで、スーツのテカリを直す方法についてご紹介しました。ブラッシングやスチームアイロンのみで対応できるうちに、ケアをしておくのがおすすめです。
特にお尻部分がテカテカしているとどうしても格好悪く見えますが、自分では見えず、気づきにくいポイントでもあるので注意しておきましょう。
できればブラッシングは毎日行うのが理想なので、日課にしてみてください。