オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > オーダースーツは返品できる?できない?
オーダースーツを注文したけれど、完成品を見ると「返品したい」と思う方は意外と少なくありません。しかし、オーダースーツは受注生産。自分の体型に合わせて作られますから、「返品できないのでは?」と思っている方が多いでしょう。ここでは一度オーダーしたスーツを返品できるのか否か、また返品にならないための注意点を解説しています。
オーダースーツはその名のとおりオーダーメイドのスーツを意味します。いろんなオーダー方法がありますが、最終的にどのスーツも“自分の体型に合ったもの”に完成します。そのため、一度作ったスーツは返品できるのかわからないという方が多いでしょう。そこでここでは、オーダースーツの返品について解説します。
オーダースーツだからと言って「絶対に返品できない」というわけではありません。実際には返品できる場合と返品できない場合があります。まず返品できる場合ですが、メーカー側によるミスです。たとえば採寸間違いや裁断ミスなどが挙げられます。また生地が汚れていたり傷が付いている場合も返品が可能になります。要するに新品なのに着られない状態であれば返品できるケースが多いでしょう。
ただオーダー方法によっては返品できない場合がありますので、同じ理由だからといってどのオーダースーツでも返品できるかと言ったらそうではありません。特にパターンオーダーで注文者が採寸を行っている場合は返品ができない可能性があります。もしメーカー側が数字を読み間違えていた場合はそれを証明する必要があるでしょう。
基本的に受注生産のオーダースーツは返品が難しいため、上記以外の返品は受け付けてもらえません。ですから、最初から「オーダースーツは返品不可能」と理解していれば安心してオーダーできるでしょう。
採寸をして、オーダースーツを作成中に体形が変わってしまう場合もあると思います。 そのようなときには、返品ではなく仕立て直しをしてもらうのもよいでしょう。 極端にサイズが変わるというわけでなければ、調整をしてもらうことでぴったりのサイズへ直してもらうことも可能です。 万が一そのようなことがあった場合には、オーダースーツを依頼したお店へ、仕立て直しを依頼しに行きましょう。
オーダースーツだからと言って、必ずしも出来上がりに満足できるわけではありません。なかには「返品したい」と感じることもあるでしょう。しかし受注生産であるオーダースーツは、説明したとおり基本的に返品は不可能です。ですから、なるべく“返品にならないように注意する”ことが大切になります
パターンオーダーで注文者が採寸する場合は、間違えないようにきちんと測ることが大切です。また万が一メーカー側が見間違えをしていた場合、きちんと証明できるようにしておいてください。
細かいところまで要望をきちんと相談することです。生地とスーツの相性は、パンチブックを確認しながら行うことができますし、実物の色合いや質感なども確認しておきましょう。
メーカー側と意見の相違がないように、お互いが納得いくまでイメージをすり合わせます。また出来上がった後の対応なども知っておくと安心です。当然対応が良いメーカーのほうが安心できます。
ある程度出来上がった段階で試着をするのではなく、仮縫いの時点で試着しておくことで仕上がりも満足できます。スーツのシルエットも仮縫いのときに確認できます。
オーダースーツによって予算はさまざまです。高いものから安いものまで幅広く、また高額だからと言って質が良いとも限りません。ですので、満足がいくまできちんと予算相談することが大切だと言えるでしょう。
オーダースーツは、採寸時の体形に合わせて、スーツを仕立てます。 多少の変化は、大きな問題にはなりませんが体形が大きく変わってしまうと、せっかくのオーダースーツが合わなくなってしまいます。 採寸後は、体形を変化させないように、日々の生活習慣に注意し、体を鍛えている人であれば、体形が変わることを見越して、相談をしておくとよいでしょう。
数は少ないですが、一部オーダースーツの返金保証に対応しているお店もあります。ここで、その代表例を見ていきましょう。
グローバルスタイルでは、オーダーによくある「注文時と仕上がり時のイメージの違い」というユーザーの不安点を少しでも軽減してもらうために、安心保証を用意しています。
サイズ感に納得できなかった場合は「無料お仕立て直し」(仕上がり後3カ月以内)、
万が一仕上がりが気に入らなかった場合は「全額返金保証」(ご注文後3カ月以内)が適用されます。
オーダースーツSADAには、万が一仕上がりに満足できなかった場合、購入代金をすべて返す「全額返金保証サービス」があります。着用済みのスーツでも利用できるのがポイントです。なお、受け取りから1ヶ月以内に店舗に持参する必要があります。
基本的にオーダースーツは返品できませんが、仕立て直しを行ってくれるお店は少なくありません。完成したオーダースーツが自分に似合わないと感じているなら、仕立て直しを検討しましょう。
仕立て直しによってサイズ調整を行うことで、理想の状態に近づけられる可能性があります。
ここから、オーダースーツの仕立て直しの際に気を付けたいポイントをチェックしていきましょう。
ジャケットの仕立て直しでは、着丈や袖丈の調整ができます。ただし、サイズ調整を受けつけているショップでも、小さくすることはできても大きくすることはできないことがほとんどです。
ここから、ジャケットの仕立て直しポイントをご紹介します。
肩幅の仕立て直しは、左右合わせて約2cm程度までが目安です。それ以上を詰める場合は、身幅も一緒に詰めて調整する必要があります。
肩幅は小さすぎても大きすぎても不格好に見えてしまいます。小さすぎると背中に横じわが入り、大きすぎるとだらしない印象になりまうので注意が必要です。
なお、肩幅のサイズ直しは難易度が高いため、仕立て技術の高い専門店に依頼するのがおすすめです。
着丈の仕立て直しは、基本的に詰めのみが可能です。着丈を後から長くすることはできないため、ジャケットを選ぶ際は長さを入念にチェックしましょう。
着丈の詰めをできる範囲は約2cm程度が目安となります。それ以上の大幅な変更をすると、背中の切り込みであるベントが短くなってしまい、ポケットとのバランスが悪くなってしまいます。
ヒップトップにかかる程度の長さにすると良いバランスになり、後ろ姿がすっきり見えるのでおすすめです。
袖は短く詰められても長くするのは難しいため、 基本的に袖丈は詰めるだけとなります。
左右によって腕の長さが異なる場合もあるため、それぞれで長さを測りましょう。
袖丈はインに着用するシャツが袖口から1cm〜1.5cmほど見えているのが適切です。手首のくるぶしが隠れる程度の長さに設定しましょう。
袖丈が短いと子どもっぽい印象になり、長いとだらしない印象になるため注意が必要です。
特に、袖丈が長いと「スーツに着られている」感がでてしまうため、年齢が上がるほど気をつけたい箇所といえます。
身幅や脇は詰めることによってサイズ補正が可能です。およそ3cm〜4cmほど小さく調整できます。出す場合は、縫い代がどれだけ残っているかによります。
身幅は胸元から手のひらがスッと入る程度がベストサイズです。
アームホールが大きすぎると腕を挙げた際に生地が引っ張られてしまい、小さすぎると少しの動きでも窮屈感があります。
また、ウエスト周りは不要なシワが入らないように、身体の曲線に沿ってサイズを調整しましょう。
ここからは、パンツの仕立て直しのポイントについて解説します。
ウエストは比較的、サイズ直しできる範囲が大きい部分です。
縫製方法によって異なりますが、ウエストは3cm〜5cmほど調整することができます。詰めの場合は、4cm程度が基本の目安となります。
出しは縫い代の残りによって幅はありますが、こちらも4cm程度は出せるケースが多いです。
詰めと出し、両方の場合もお尻側の縫い目から調整します。
ただし、大幅なサイズ直しを行うと、後ろポケットの位置がずれてバランスが悪くなる可能性があるので、4cm以上を仕立て直す場合は「三方詰め」「三方出し」という方法がおすすめです。
三方とは、お尻側の縫い目と左右の脇にある縫い目を合わせた3箇所のことです。パンツ全体で調整することによって、ポケットとのバランスを崩さずに仕上げることができます。
ただし、その分手間や時間がかかるためお直し料金は高くなりがちです。
お尻側だけの調整でも十分なのか、あるいは三方詰め(出し)を希望するのか、テーラーとしっかり相談した上で決めるようにしましょう。
太ももは2cmほど詰めることが可能です。膝から少しずつ細くする 「幅詰め」と、全体のサイズを細くする「渡り詰め」があります。それぞれで着こなしの印象が異なるため、テーラーに相談しながら好みの詰め方を選択しましょう。
また、太もものサイズを大きくしたい場合は、パンツを裏返して両足の側面の縫い目に縫い代があるか確認してください。
縫い代が余っていれば大きく仕立て直しできますが、もし縫い代がなければ今以上大きくはできません。
ヒップはサイズは3cm〜4cm程度は詰めることができます。
ヒップ幅を大きくしたい場合は、パンツ裏側の中心にある縫い目を確認してください。縫い代が余っていれば大きくなるように調整できますが、なければ大きくすることはできません。
なお、ヒップ周りを仕立て直すと後ろポケットの位置がずれるため、バランスを考慮しながら考えながら調整しましょう。ヒップと同時にウエストも直した方がバランスが良いケースもあります。
生地の折り返しがどの程度あるかによって異なりますが、裾の長さは1cm〜3cmほど調整可能です。
人間の身体は左右で足の長さが違うことも多いため、それぞれのサイズを測って裾の長さを決めるのがおすすめです。
なお、裾幅の詰めに関しては2cmまでが目安となります。裾幅を狭くすると、それに伴って膝幅も狭くなります。詰める際は全体のバランスに注意しましょう。
オーダースーツを仕立て直しに出すにあたって、注意したいポイントをご紹介します。満足のいく修正を行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。
仕立て直しを行う場合は、直す部分だけでなく、全体のバランスにも気をつけるようにしましょう。
スーツの美しいシルエットは、すべてのパーツの調和によって成り立っています。1部分だけサイズを変えるとその部分が浮いてしまい、全体のバランスが崩れる可能性があるので注意が必要です。
仕立て直しを行う際には、他の部分も調整する必要があるかどうか、必ずテーラーに相談するようにしましょう。
仕立て直しの際には、どの程度調整をするのか実際にスーツを着た状態で決めていくこととなります。
その際に重要なのは、普段着用しているシャツや靴を用意していることです。
シャツのサイズ感によって適切な袖丈や身幅は異なってきます。
また、靴のシルエットやボリュームによって、美しく見える裾の長さや幅は変化します。
いつもと同じ条件でサイズを合わせることによって、仕立て直し後に着用した際のギャップを小さくできるでしょう。
スーツを仕立て直しに出す前に、クリーニングに出しておくのもポイントです。
シワシワの状態でスーツを仕立て直しに出すと、正確な寸法の調整が難しい場合があります。
また、仕立て直しの際にアイロンで熱を加える処理を施すため、付着していた汚れが落ちなくなる可能性もあるためです。