オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > シワのついたネクタイは印象ダウン!簡単にシワとりできる方法と予防策
スーツとセットで着用することが多いネクタイ。
丁寧に扱っていたはずなのに、気がついたらシワがついてしまってお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ネクタイにシワがついてしまう原因と自宅でできるシワとりの方法を紹介します。自宅で簡単にネクタイのシワをとる方法が気になる方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
目次
そもそも、ネクタイにシワがついてしまうのはいったい何が原因なのでしょうか。
まずはネクタイにシワができる原因を4つ紹介します。
ネクタイの結び目はもっともシワができやすい箇所です。
1度使用したネクタイはシワがつかないようにお手入れをしないと、次に使うときも結び目の部分にシワが残ったままになってしまいます。
特に、外したネクタイを簡単につけられるように、結び目をほどかず輪の状態のまま保管している方は要注意です。
ネクタイを毎回結ぶ手間は省けますが、結び目の部分は長い間締めつけられている状態になるため、シワが残りやすくなってしまいます。
また生地に負担がかかってしまうので、ネクタイをきつく締めすぎないように注意してください。
ネクタイは着用していない間の収納方法が悪いと、シワができてしまいます。
くしゃくしゃに丸めている場合や小さくたたんで収納していると、シワができやすいため注意しましょう。
同じネクタイを毎日使用すると、生地の劣化やシワに繋がります。
1日使ったネクタイは、その後2〜3日は休ませてあげることが基本です。
湿気が溜まっている場所に保管すると、次第にネクタイにも湿気が含まれてシワやカビの原因になります。クローゼットに湿気が溜まらないように、除湿剤を置いたり換気をこまめにするようにしましょう。
洋服と洋服の間の狭いスペースに吊るしておくのも、通気性が悪く湿気が溜まります。収納スペースに余裕を持たせる工夫も必要です。
ネクタイのシワは、スチーマーやアイロンのスチーム機能を使えば自宅で取ることができます。
ネクタイは非常にデリケートなので扱いに注意が必要です。
生地を傷めずにシワをとる方法をご紹介します。
ネクタイのシワ取りには衣類用のスチーマーがおすすめです。
スチーマーは、通常のアイロンとはことなり蒸気をあててシワを伸ばしていきます。
そのため、圧力や熱などで生地にダメージを与えることがなく、デリケートな生地のシワ伸ばしに適しています。
また、圧力をかけずにシワを伸ばすため、仕上がりに立体感が出やすくなる点もうれしいですね。衣類用のスチーマーは、ネクタイを吊るしたまま簡単にお手入れできるので、忙しい朝にもサッとシワ伸ばしができて便利です。
衣類用のスチーマーは持ってないという方も、通常のアイロンの「スチーム機能」を使えばネクタイを傷めずにシワを取ることが出来ます。
必ず、直接アイロンを当てないように注意してください。
以下、通常のアイロンでネクタイのシワを取る手順です。
①ネクタイのシワを手で軽く伸ばす。
②アイロン台に平置きにし、あて布を掛ける。(あて布は綿素材の薄手のもの、色うつりしないよう薄い色のものがおすすめです)
③アイロンはあて布には直接かけず、離してスチームをする。(低温~中温)
④あて布を取り、手でかたちを整えながらシワを伸ばす。
⑤再度あて布をして、浮かせながらアイロンがけし残った水分を飛ばす。
⑥そのまま平置きし、あら熱を取る。
アイロンでネクタイのシワとりをする注意点とコツ
ネクタイはシワができても直接アイロンをあててはいけません。
なぜなら、直接アイロンをかけると熱の影響で芯地を痛めてしまう危険があるからです。
アイロンを使う際は、あて布をつかいゆっくりと蒸気をネクタイに浴びせることを意識しましょう。
芯地とは、ネクタイの型崩れを防ぐ効果や生地にハリをもたせる役割を持っています。
この芯地が弱くなってしまうと、ネクタイにシワがつきやすくなり、見た目も悪くなってしまうのです。
ほかにも、ネクタイにはさまざまな素材のものがありますが、シルクやウールなどの熱に弱い素材で作られている場合は、アイロンを直接あてると表面にテカテカと光沢が出てしまう可能性があります。
くれぐれもネクタイには、直接アイロンをあてないようにしましょう。
ネクタイのお手入れはアイロンをかけ終わったあとも気を抜いてはいけません。
ネクタイの熱が冷めるまで平置きで放置し、そのあとに収納するようにしましょう。
なぜなら、生地の繊維は温められると変形しやすくなり、冷えるとかたちが変わりにくくなります。
そのため、アイロンを使ってシワをのばした直後は、まだ繊維に熱がこもっておりシワがつきやすい状態になっているのです。
熱をおびたまま収納してしまうと、次に着用するまでの間に新しいシワができてしまっている可能性があるため、くれぐれも熱を冷ますことを忘れないようにしましょう。
ネクタイのシワとりにはスチームアイロンの使用がおすすめですが、お手入れの頻度が高すぎるとネクタイを傷める原因になってしまいます。
月に1~2回程度を目安にお手入れするようにしましょう。
また、冠婚葬祭でつかうネクタイのように、使用頻度があまり高くないネクタイの場合は、毎回使用後にアイロンでお手入れをしてから収納するようにするときれいな状態で長持ちさせられます。
アイロンでシワを伸ばす際、菜箸を一緒に使うとシワを伸ばすだけではなくネクタイをより立体的にふんわりと仕上げられます。
手順は次の通りです。
①ネクタイの裏側から菜箸を片方の折り目に差し込む
②あて布をかけ、片手で菜箸を持ちつつスチームをあてる
③あて布をはずし、ネクタイが立体的になっているか確認する
④スチーム機能をオフにしたアイロンを使い、乾かす
ここまでアイロンを使ったシワとりの方法を紹介してきましたが、なかには自宅にスチームアイロンがない方もいるでしょう。
・旅先のホテルや出張中にネクタイにシワが出来てしまったとき
・そもそも面倒くさくてアイロンをかけたくない
など、アイロンを使わずに手軽にネクタイのシワを伸ばしたい人におすすめの方法を紹介します。
入浴後、浴槽にお湯をためたままの浴室に1時間ぐらいネクタイを干しましょう。
お風呂の蒸気とネクタイ自体の重さで自然とシワが伸び、消えていきます。
蒸気がネクタイの匂いを吸ってくれて、消臭効果も期待できおすすめです。
さらに、この方法はネクタイ以外にワイシャツやスラックスにも有効であるため、出張先でも活用できます。
自宅にアイロンがない方は、ぜひ1度お試しください。
シワが深くなければ、ネクタイに霧吹きで水を吹きかけるだけでもシワは伸ばせます。
しっかり乾くまで陰干ししておけば、少しずつシワを取ることができますよ。
濡らしすぎるとシミが出来てしまうので注意してくださいね。
ネクタイはアイロンがけを頻繁にすると劣化を早める原因になります。
ここからは、そもそもネクタイにシワをつけないようにする方法を6つ紹介します。
使い終わったネクタイは毎日簡単にブラッシングしましょう。
アイロンをかけずとも日頃からブラッシングでケアができれば、シワがつきにくく、生地の劣化を抑えることにもつながります。
手順は次の通りです。
①ネクタイを外し、ハンガーに吊るす
②ハンガーにかけたままブラッシングをする
③数日ハンガーにかけたまま陰干しする
ブラッシングに使うブラシは洋服用の豚毛や馬毛など、柔らかい天然素材のものがおすすめです。
ネクタイの結びシワを両手で伸ばしてから保管することも大切です。
外してすぐに手でシワを伸ばせば、結び目のシワが定着しにくくなります。
使用した後は汗などで湿気が溜まっているので、風通しの良い場所で2〜3日陰干ししましょう。
ネクタイを長持ちさせるために、汗や汚れがついてしまったら、そのままにせずできるだけ早く汚れを落としましょう。
ネクタイの汚れを落とす、おすすめの方法をご紹介します。
食事中にうっかりネクタイに汚れがついてしまったり、汗で汚れてしまったりしたときはそのままにせず、ぬれた布で軽くたたいて汚れを取りましょう。
生地を傷めないように、優しくポンポンとたたくようにしてくださいね。
ネクタイは素材によって自宅で洗えるものもあります。
シルク(絹)やウールなどの天然素材は水に弱いので、汚れたときは必ずクリーニングに出しましょう。
ポリエステルやレーヨンなどの化学繊維で作られたネクタイは自宅で洗えることが多いです。しかしすべての化学繊維素材のネクタイが自宅で洗えるわけではないので、注意が必要。必ずネクタイの洗濯表示を確認するようにしましょう。
洗濯表示には手洗いが可能か、洗濯機の使用が可能か、洗うときの水温等が書かれていますので、しっかりとお読みくださいね。
自宅で手洗いするときの手順は以下の通り。
①洗面器などネクタイが浸かる程度の容器に、40度以下のぬるま湯を用意する。
②ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かす。(おしゃれ着洗い用の洗剤もおすすめです。)
③中性洗剤を溶かしたぬるま湯に5分ほどつけ置きする。
④5分経ったら、ネクタイを押し洗いする。強く擦ったり、揉んだりしない。
⑤ぬるま湯で優しくすすぎ、洗剤を流す。
⑥乾いたタオルでネクタイの水分を優しく押さえる。ギュッと絞ったりしないように注意。
⑦水分が完全に乾くまでハンガーで陰干しする。
こちらの方法ですと、知らず知らずのうちについた汗や皮脂汚れを落とせます。
頻繁に行う必要はありませんが、手洗いできるネクタイでしたら数カ月に1回ほどつけ置き洗いできるとよいですね。
同じネクタイを長期間使用せずに、複数本のネクタイを使いまわすようにしましょう。
同じネクタイの使用頻度が、1週間に1回程度であればシワがつきにくく、生地の傷みも抑えられるようになります。
反対に連日同じネクタイを使い続けていると、結び目を中心にシワがつきやすくなってしまいます。
さらに、汗やほこりなどの汚れもたまることで生地の傷みを早くする原因にもなるため注意しましょう。
また、複数本のネクタイを所有していると、TPOに合わせたコーディネイトが可能になります。
見た目からも好印象を与えやすくなるため、現在持っているネクタイの数が少ない方は、ネクタイの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
収納方法にも気をつかってネクタイのシワを防ぎましょう。
「吊るす」「丸め置き」「平置き」のいずれかで保管するとよいです。
それぞれの収納方法とおすすめの収納商品を詳しく紹介します。
1つ目は吊るして収納する方法です。
ネクタイ専用のハンガーを使うときれいに収納できますが、一般的なハンガーでも代用できます。
吊るして収納する方法には、ネクタイ自体の重さでシワが伸びることや少ないスペースで多くのネクタイを保管できるというメリットがあります。
反対に、長期間吊るし続けているとネクタイが伸びすぎてしまうことや重ねてつるすことでシワができてしまう可能性があります。
なかでも、ニットタイは伸びやすいため、ほかの収納方法を試すようにしましょう。
ネクタイを吊るす収納におすすめの商品
省スペースにまとめて収納できてクローゼットもすっきり。
上下手前の3方向から取り出せるので、急いでいる朝にもさっと取り出せます。
シンプルでおしゃれなのもいいですね。
2つ目は丸めて収納する方法です。
まず、折り目をつけないように優しく半分に折り、小剣を大剣の内側に通します。
次に折り曲げた部分が中心になるようにふんわりと丸めていきます。
丸め終わったら大剣が上にくるようにして、収納しましょう。
丸めておく収納方法では、複数のネクタイを並べて収納したときに絵柄がよく見えるため、選びやすくなるメリットがあります。
反対に、丸め方がきつい場合やネクタイの素材によっては、傷やシワがついてしまう可能性があります。
シルクのようなデリケートな天然繊維のネクタイにはなるべく使わないようにしましょう。
ネクタイを丸めて収納するのにおすすめの商品
ネクタイをクルクルと丸めて収納するケース。持ち運びにも便利です。
仕切りつきの収納ボックスに丸めてすっきり整理すれば、どのネクタイをつけようか一目で分かりますね。
3つ目は平らな場所に並べて置く方法です。
折り目がつかないようにやさしく半分に折り、そのまま置きます。
ネクタイのカバーをお持ちの方は、カバーも併用するとほこりやシワの発生を防げるためぜひご利用ください。平置きはシワと傷がつきにくく、非常におすすめの収納方法です。
ただし、広い場所を用意する必要があり、長期間の収納時には折り目にシワがよってしまう可能性があります。定期的に使用するネクタイを中心に、平置きで収納するとよいでしょう。
ネクタイを平置きして収納するときにおすすめの商品
並べて置くだけでも、まるでお店のディスプレイのように。
そもそもシワになりにくいネクタイを購入するのもよいです。
オーダーメードの上質な生地のネクタイや、防シワ加工のついた高機能ネクタイがおすすめ。
安価なネクタイを使うとすぐにシワがついてしまったり、ヨレヨレとして印象が悪くなりますよね。
K-51インターナショナルのオーダーネクタイは、約200種類以上の上質な生地から選べます。ご自身の体にぴったりあったネクタイを作れば、シワにもなりにくく長持ちすること間違いなしです。
ここぞというときの勝負ネクタイとしてもいかがでしょうか。
SAKAZEN HYBRIDBIZ(ハイブリッドビズ)ネクタイ
サカゼンのプライベートブランド「HYBRIDBIZ(ハイブリッドビズ)」シリーズのネクタイ。抗菌性・防シワ性に優れ、ウォッシャブル、弱撥水加工もついたビジネスマンにとって実用的なネクタイです。
https://www.sakazen.co.jp/item/2756200827/
洋服の青山 レギュラータイ【SOLOTEX】【Plastics Smart】
植物由来原料とリサイクル原料の2つの環境に優しい原料を使用した「SOLOTEX®ECO-Hybrid」という素材を使用して作られたネクタイ。
防シワ、ウォッシャブル機能とストレッチ性を兼ね備えています。
様々なシーンに合わせやすいベーシックなデザインで使い勝手も抜群。
https://www.y-aoyama.jp/products/detail.php?lc=categoryrecommend4product&product_id=81522
旅行や出張の際にネクタイにシワがつかないよう持ち運びするには、一工夫が必要です。
旅行や出張にネクタイを持ち運ぶ際のおすすめアイテムを紹介します。
ネクタイを鞄に入れるときに、専用のネクタイケースに収納するとシワにならずに持ち運べます。
ネクタイを丸めて収納するロールタイプのケースか、折りたたんで収納する薄型タイプのケースがあります。
ネクタイを丸めて収納し、コンパクトに持ち運びが可能。
開口部がマグネット式で開け閉めしやすい形状です。
硬質のスポンジボードにネクタイを巻きつけて型崩れやシワを防ぎます。
場所をとらずにバックに収納できる薄型タイプ。
荷物のパッキングが苦手な方には、ワイシャツ、ネクタイ、靴下等を一緒に収納できるケースもおすすめです。
ばらつきがちな充電ケーブルなどの小物類も収納できて、荷物がすっきりまとまります。
抗菌・防臭・防水加工の高機能シャツケース。
ワイシャツをシワなくたためるガイドボードや着脱可能な収納ポーチつきで、利便性が高いです。
もし、どうしてもシワがとれない場合には、クリーニング店に持ち込みましょう。
自宅でもスチームアイロンを使えばほとんどのシワをとり除くことが可能ですが、しつこいシワに何度もアイロンをかけると生地が傷んでしまいます。
1度アイロンを試してもシワがとれないようであれば、むやみに生地を傷めてしまうまえにクリーニングに出すことをおすすめします。
クリーニングに出す場合、次の2点を事前に確認するようにしましょう。
ネクタイのクリーニングは500円前後で行っている店舗が多くありますが、ブランドや素材によっては1,000円程度の価格になる場合があります。
特に、シルクのようにデリケートな天然繊維は丁寧な扱いが求められるため、追加料金が発生することも珍しくありません。
反対にポリエステルやレーヨン、アセテートなどの化学繊維素材のネクタイは、耐久性が高いため、天然繊維よりも安価で依頼できることが多いです。
あらかじめ、クリーニングに持ち込むネクタイの素材は確認しておくようにしましょう。
ネクタイのクリーニングにかかる一般的な日数は1週間程度といわれています。
複数のネクタイをまとめて持ち込む場合には、手元のネクタイが足りなくならないように注意しましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ネクタイのシワを自宅で簡単にとり除く方法を紹介しました。
ネクタイについてしまったシワは、スチームアイロンを使うことで簡単にとり除くことが可能です。その際は、必ずあて布をつかい、アイロンを押し付けないように気をつけましょう。また、そもそもネクタイにシワがつかないように日頃のケアや収納方法にも気をつけると、アイロンを使用する頻度を減らせるため、ネクタイを長持ちさせられるようになります。どうしても自宅ではシワがとれないときにはクリーニング店に持ち込むことも検討するとよいでしょう。ネクタイを普段から使う人であれば、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。