オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > スーツのズボンが破れたら大変!破れる原因と予防策、修理方法を徹底解説
スーツのズボンはさまざまな原因で意外とよく破れてしまうものです。
そこで今回の記事では、いざというときに知っておきたいほつれへの応急処置と、本格的な修繕方法についてご紹介します。
ほつれたズボンを持っているという方も、参考にして修繕し、使えるように復活させましょう。
目次
スーツがほつれしまう原因とあわせて、ほつれやすい箇所についても知っておきましょう。
スーツのズボンが破れる原因には、次のようなことが考えられます。
・動きの衝撃に耐えきれなくなった
・ポケットに物を入れていた
・鋭利なものに引っ掛けた
・太って生地にかかる圧力が大きくなった
・タバコの火種が落ちた
・虫食い
破れる原因は、動きや物からの負担に生地が耐えきれなくなったから、鋭利なものに引っ掛けたからだと考えがちですが、体型の変化も大きな理由となります。また、喫煙者の方であればタバコの火種も原因です。ウール製のスーツであれば虫食いが起きることもあるでしょう。
上記以外にも、スーツのズボンが破れる原因がいくつかありますので、詳しく見ていきましょう。
スーツのズボンのサイズが合っていない場合、ズボンの後ろ側が破れやすくなってしまいます。
スーツの生地はデニムパンツやチノパンツと比べると耐久性は高くありません。
そのため、ズボンのサイズが小さいと生地が突っ張ってしまい、次第に生地が傷んできます。
生地の傷みが蓄積すると破れにつながってしまうため、サイズ選びは慎重に行いましょう。
足を大きく開いたりしゃがんだりなど、無理な体勢を頻繁にしていると、生地が耐えられず裂けてしまうことがあります。
一気には裂けなくても、負担が積み重なって徐々に裂けやすくなってしまうので注意が必要です。
また、長時間歩いたり走ったりすると、股周辺が擦れて破れやすくなってしまいます。
特に、ヒップから股のラインは生地のつなぎ目のため負荷が集中しやすく、比較的裂けやすい箇所と言えます。
クリーニングに出したり洗濯をしたりすると、ズボンのシワや不快なにおいが取れるので、着るたびに出して入る方も少なくありません。
しかし、高い頻度でズボンをクリーニングに出していると、ズボンの後ろ側の破れにつながってしまいます。
ズボンのクリーニングは、できれば1シーズンに1度くらいで抑えるのがおすすめです。
なお、スーツの素材にはウールが使われることが多く、ウール素材はシワを自然に回復する性質があります。ウール素材のスーツの場合は、軽いシワであればハンガーで干しておくだけでもシワがとれるでしょう。
においが気になる場合は消臭剤をしたり、湿度が高い浴室にかけておいたりするとにおいが軽減されるので、是非試してみてください。
スーツのズボンは連日同じものを着用すると生地に負担がかかって破れやすくなります。
ウール素材の生地は自然回復する性質がありますが、連日着用すると自然回復する時間が足りません。
特にズボンは座ったり歩いたりなどの動作によって、擦れや傷みが発生しやすくなります。
少なくとも2日~3日は生地を休ませてから着用するのがおすすめです。
スーツのズボンは3着~4着は所持しておき、ローテーションしていくと生地が長持ちしやすいですよ。
スーツで特に破れやすい箇所は、股下部分と後ろポケットの淵部分。股下はやはり動きによってほつれやすく、後ろポケットの淵は財布など物からの圧力に耐えきれなくなり、よくほつれる部分です。
もしズボンがほつれたときは、次のような対処法を試してみてください。
応急処置としてすぐに実践できる方法と、ほつれを修繕するための方法についてご紹介します。
いざというときのために、ほつれへの応急処置を知っておきましょう。
・安全ピンでほつれを隠す
・ホッチキスでほつれを留める
・ガムテープで布を寄せてほつれを隠す
安全ピンやホッチキスを使えば、簡単にほつれた部分を留めることができますが、少なからず生地にダメージを与えるため留める部分は最小限に押さえたいところです。
もし大きなほつれができてしまった際には、裏からガムテープを貼って生地を寄せ、さらにホッチキスで止めて隠すという方法もあります。
ズボンにできたほつれを根本的に修繕するためには、次のような方法があります。
・アイロンで接着できる補修布を使う
・ミシン刺し補修
・かけはぎ
ご紹介した方法のうち、補修布を使う方法はご自宅で行なえますが、大きなほつれには対応できません。「ミシン刺し補修」もご自宅で行うことができるものの、補修跡を完全に隠すことはできないため、目立たない部分にのみ行ってください。
その点、「かけはぎ」は専門店でしか行なえませんが、補修跡がほぼわからず、完成度の高い仕上がりになります。
スーツのズボンはジャケットと比較して傷みやすいので、破れないように予防しておくのが重要です。
ここから、スーツのズボンが破れないための予防策をご紹介しますので、可能な範囲で実践してみてください。
スーツのズボンは連日同じものを着用しないようにしましょう。
スーツにはウール素材が使われることが多く、ウール素材にはシワなどを自然回復する性質があります。
しかし、ズボンを連日着用していると生地が自然回復する時間が足りません。
その結果、生地の傷みが蓄積していき、スーツの寿命を短くする原因となります。
スーツのズボンは短くても2日~3日は間をおいて着用しましょう。
スーツのズボンが破れやすい方は、ツーパンツスーツを購入するのがおすすめです。
ツーパンツスーツとは、ジャケットとパンツが1着ずつではなく、パンツが2着あるスーツのことです。パンツがスペアとして付いているスーツを指します。
基本的にスーツは上下を合わせて着用するので、ズボンが破れてしまうとセットのジャケットも着れなくなってしまいます。
ツーパンツスーツであればスーツのズボンが2本あるので、もしズボンが1本破れてしまった場合もジャケットが着れなくなる心配はありません。
股シックとは、パンツの股部分に縫い付ける補強布のことです。股ずれによる生地の傷みを防止する効果があります。
股部分は摩擦が激しく、擦れて薄くなってしまうことがよく箇所なので、あらかじめ補強して生地のダメージを抑えるのがおすすめです。
スーツのズボンに股シックを入れると破れや擦れの予防になるので、ヘビロテする予定のパンツにはなるべく股シックを入れましょう。
スーツの共布とは、スーツを購入した際にポケットや小さな袋に入っている、同じ生地のハギレ布です。「共切れ」と呼ばれることもあります。
スーツのズボンが破れてしまったときは、共布を使って補修するため、捨てずに取っておくようにしましょう。
共布は使わないポケットなどに入れておくと、どのパンツの生地か迷うこともなく失くしにくいですよ。
自分のサイズに合うズボンを着用することで、裂けや擦れの予防ができます。
ただ、細身だったり筋肉が発達していたり、体型は人それぞれ異なるため、既製品のズボンでは自分の体型に合ったものがなかなか見つからないかもしれません。
そこで、おすすめなのがオーダースーツです。
オーダースーツ店では、自分のサイズをスタッフが採寸してくれて、自分の体型に合わせてズボンを作ってくれます。
オーダースーツ店で購入すれば、自分に合うサイズのズボンを探し回る必要がなく、確実に自分のサイズに合ったズボンが手に入るので安心です。
スーツのズボン選びで苦労した経験がある方は、一度オーダースーツを製作してみてはいかがでしょうか。
ズボンだけ修繕できないほど破れてしまった場合、「同じスーツのズボンだけを買い直すことはできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、ほとんどの場合、ズボンだけの買い換えは難しいといえます。
ショップによっては単体で売っているズボンもありますが、それらは基本的にジャケパンスタイル用のズボンです。
似たような色や生地のズボンを探すことは可能ですが、細かなディテールは異なっているので、ジャケットと合わせて着ると違和感が出てしまいます。
ただし、ショップによっては、ジャケットと同じ色や素材のパンツが残っていれば購入できる可能性もあるので、気になる方は問い合わせしてみましょう。
スーツのズボンだけが破けてだめになったとき、ジャケットの使いみちまでなくなってしまうというのはもったいないですよね。
ここからは、スーツのズボンだけ着用できなくなってしまったときの対処法をご紹介しますので、残ったジャケットを活かす方法についてチェックしてみてください。
スーツのズボンだけがだめになってしまった場合、残ったジャケットを普段着として活用する方法があります。
ただし、スーツのジャケットを普段着としてコーディネートする際は、合わせるアイテム選びに工夫が必要です。
スーツのジャケットにカジュアルなスウェットやダメージデニムを合わせるのは、ちぐはぐな印象が出てしまうのでおすすめできません。
スーツのジャケットを無理に合わせている雰囲気にならないよう、キレイめのアイテムで統一するとおしゃれで洗練された印象に仕上がります。
残ったジャケットを、ジャケパンスタイルのジャケットとして活用するのもおすすめです。
ジャケパンとは、「ジャケット」と「パンツ」を組み合わせた略語であり、上下で同一ではないジャケットとパンツを合わせたスタイルのことを指します。
ジャケパンのコーディネートは、スーツのように上下を同じ色にするのではなく、上下の色にメリハリをつけるのが基本です。
たとえば、ネイビーのジャケット×明るいベージュのパンツのように、ハッキリと違う色でメリハリを付けるように意識しましょう。
ズボンが破れてだめになった場合も、ジャケパンスタイルでいろいろな組み合わせが楽しめれば経済的ですね。
スーツのズボンはさまざまな原因で破れてしまうものですが、ほつれた際には臨機応変な対応ができるように、応急処置方法についても知っておきましょう。
股下やお尻が破れてしまうと恥ずかしいものですが、応急処置を知っておけばいざというときに役立ちます。
そして、本格的な修繕をする際には、専門店に相談しつつ適切な方法で直せば、まだまだズボンは活躍してくれることでしょう。