フォーマルな場面に望ましいシューズ
普段履きはともかく、ビジネスシューズの種類をTPOに合わせて選ぶ事において、特に注意しておきたい場面としてはフォーマルな時でしょう。
お取引先にお伺いする時や冠婚葬祭など、目上の方と面談する場面など身だしなみをしっかりするべき時に注目すべきポイントを紹介します。
普段履きはカジュアルな外羽根のシューズが望ましいと既に紹介しましたが、対するフォーマルな場面においては内羽根がおすすめです。では、内羽根なら全部一緒なのかといえばそうではありません。
形やデザインに微妙な違いがありますので、デザインも意識された上でご用意すると良いでしょう。
優美な印象を与えるタイプとしては「プレーントゥ」のシューズです。これは、ボディにかかと部分がひと続きになるデザインで作られているタイプで、飾り穴や切り替えはありません。穴数が少なければ少ないほど改まった装いの印象がありますので、フォーマルな場面に適していると言えます。
冠婚葬祭やフォーマルなビジネスシーンに利用するのに持っておきたいのはストレートチップのシューズです。
革の切り替えとなる部分に目立つ穴飾りなどがなく、シンプルなデザインとなっています。
トゥ部分を切り替えられるなどの特徴がありますが、フォーマルな場面では活躍するため、ビジネスシューズとしてぜひ押さえておきたいところでしょう。
デザインだけに注目しすぎない
TPOに合わせてビジネスシューズを選ぶのはとても大切な事ですが、種類に注目するあまり、履き心地を気にせず購入してしまうケースがあります。
製法や素材など、ご自身の足とのフィット感は変わってくるため注意しましょう。
例えば、スニーカーなど普段履きのシューズと同じ感覚でサイズを選んではいけません。
スニーカーは衝撃を吸収するための素材が使われているなどの理由で、実際の足のサイズよりも1センチ程度大きいものを買うと丁度良いという目安があります。
しかし革靴の場合、スニーカーのような衝撃を吸収する素材はほとんど使われておらず、厚みのある素材が少なめに作られている事から、大きめのサイズを買うと、普段スニーカーを履いている感覚よりも大きく感じるでしょう。
革靴の素材は伸びるという事もありますので、ジャストサイズであったり、多少きつめのサイズを選んだりしても、徐々に足に馴染んできて履きやすくなるでしょう。