オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > スーツの2つボタンとは?ボタンマナーについて
スーツのボタンにはマナーがあるのは知っていますか?普段スーツを着る機会が少ない方はピンとこないかもしれませんが、ボタンのマナーを知っておくことで印象も変わってきます。またスーツによってボタンの数も異なりますから、ぜひ学んで今日からボタンマナーを取り入れてみてください。
目次
スーツにはいろんなタイプがあり、ボタンの数もスーツによって異なります。正しくスーツを着るためにもボタンのマナーはとても大切です。ここでは特に多い2つボタンと3つボタンの特徴について解説します。
もっとも一般的なスタイルでVゾーンが広く作られているのが特徴です。定番のスーツなのでビジネスシーンはもちろんのことフォーマルシーンでも着用でき細身シルエットがスタイルも良く見せてくれるでしょう。
3つボタンのスーツにはいくつかの種類があります。まずVゾーンは2つボタンよりも狭く作られており、種類は「2掛け」と「段返り」に分けられます。
【3ボタン2掛け】
上2つのボタンを留めるタイプになります。そのためVゾーンが狭くウエストに大きくくびれないのが特徴です。全体的にクラシックな印象を与えるため上品ですが、ひと昔前の印象を与えてしまうのが欠点。そのため最近ではこのタイプのスーツを着る方は減っています。
【3ボタン段返り】
最近ではこのタイプのスーツを着る方が多く、一見すると2つボタンに見えますがラペルの返しが立体的でVゾーンは狭くなっています。またどのシーンでも着用できるのが良いでしょう。
スーツのボタンにはマナーがあるため、2つボタンでも3つボタンでもきちんと守って留める必要があります。
アンボタンマナー(unbuttoned manner)とはあえて決まったボタンを外して着用することです。2つボタンと3つボタンでは留める場所と外す場所が異なります。ほとんどの方が知らずにこのマナーで着用していると思いますが、アンボタンマナーとはいわゆる“一番下のボタンを外して着用すること”を言います。
3つボタンに関しては2番目のボタンのみ留めて着る方法もありますが、スーツのボタンは全部留めないのがマナーになります。
シングルスーツとダブルスーツではボタンの数が異なるため、当然マナーも変わってきます。一般的に4つボタンと6つボタンがあり、4つボタンは2つ掛け・6つボタンは1つ掛けと2つ掛けに分けられます。
なかには8つボタンも存在しますが、それぞれ掛け数がきちんと存在しますので正しい方法で留めましょう。 ちなみにダブルスーツにはアンボタンマナーがないため一番下のボタンを留めていてもマナー違反にはなりません。スーツの種類に合わせてボタンマナーを取り入れると良いでしょう。
なんとなくボタンを留めていたという方は、ぜひ今日からアンボタンマナーを守って留めてみてください。ボタンは留める場所によって印象や立ち姿も変わってきますから、ビジネスシーンにおいても知っておくととても役に立ちます。