オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > オーダースーツはどこで作成したら良い?百貨店?専門店?
オーダースーツをどこで注文するべきか悩んでいる方は少なくないでしょう。実際、百貨店・大手量販店・専門店と、利用できる場所も様々です。ここでは、はじめての方でも安心してオーダースーツが注文できるように、百貨店でオーダーした場合のメリット・デメリット、専門店がおすすめの理由を解説しています。
目次
はじめてスーツをオーダーする場合、手っ取り早いのが百貨店です。どこに専門店があるかわからない、大手量販店だと失敗しそうで不安という場合でも、百貨店なら比較的質の高いスーツが置いてあるので安心してオーダーできます。しかし、百貨店のオーダースーツにはメリットだけでなくデメリットもあります。
スーツと言えば大手量販店を利用する方も少なくないでしょう。しかし先ほども述べたように、量販店はスーツの量は多いもののいろんなブランドを見ることができません。一方で百貨店は、いろんなブランドのスーツが置いてあるだけでなく、自分に合ったスーツも選びやすいのでおすすめです。また品質やトレンドにも力を入れているところが多いので、量販店よりも高品質なスーツを選ぶことができるでしょう。ブランドごとにパターンオーダーできるのも魅力的です。
百貨店によってバラつきはありますが、そのなかでも共通しているのが、“技量”がお店によって異なる点です。特に、イージーオーダーはセールを狙っていることが多いので当たり外れが大きいでしょう。オーダースーツを作った経験がある方なら良いですが、はじめて作る場合は百貨店だと失敗しやすいでしょう。
「百貨店と専門店はオーダースーツの価格に違いはあるの?」と気になる方もいるでしょう。
実際、百貨店と専門店では、オーダースーツの価格帯が異なります。
なお、一般的なオーダースーツの価格相場は、「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」です。オーダー方法別の価格相場は以下のようになっています。
パターンオーダー:2万円〜5万円
イージーオーダー:5万円〜20万円
フルオーダー:20万円〜100万円
ここから、百貨店と専門店それぞれの価格帯についてご紹介します。
百貨店は、駅に近い好立地な場所に店舗を設置していることが多いことから、専門店と比較するとオーダースーツの価格は高額になりやすいです。
具体的な料金は選ぶ生地やオプションによって異なりますが、平均的な相場は10万円~30万円と、やや割高といえます。
よりハイクラスなオーダースーツでは、一着あたり30万円以上する価格帯もあります。
これらのスーツは、高級素材や手作業による仕上げが特徴で、よりラグジュアリー感や個性を求める方に人気です。
オーダースーツ専門店では、専門店独自の仕入れルートを活かしてコストを削減され、販売価格がグッと下がっているケースがあります。
最近では、1着2万円台からオーダーできるショップも登場しています。もちろん、数十万円の高級スーツもオーダー可能です。
さらに、専門店に行けば、スーツの専門家によるアドバイスを受けられるため、非常にコスパが良いといえるでしょう。
費用を抑えつつ、自分の理想のスーツを手に入れたいという方は、オーダースーツ専門店の利用がおすすめです。
ここから、百貨店でオーダースーツを注文するのが向いている人の特徴をご紹介します。
百貨店は知名度が高く、ステータス性に優れているのがメリットです。
例えば、知人に「〇〇百貨店でオーダーした」といえば、スーツに詳しくない方にもすぐに理解してもらえる場合が多いはずです。
一方、オーダースーツ専門店は、スーツをはじめとするファッション分野に詳しい方でなければ、店舗名を口にしても伝わらないケースは少なくありません。
そのため、誰もが知っている店でスーツを製作したいという方には、百貨店がおすすめといえます。
百貨店では、スーツ以外にも雑貨や食品などさまざまな商品を取り扱っているため、スーツ以外にも百貨店で買い物したい方には、百貨店の利用が便利です。
特に、対象の百貨店で会員カードを持っているといった方は、オーダースーツを仕立てるにあたってポイントが貯まったり、特別なサービスを受けられる可能性があります。
オーダースーツ専門店の利用が向いている方の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
オーダースーツ専門店では、専門店ならではの生地の豊富さが魅力です。
また、オプションも多彩な店が多く、ボタンや裏地などを多くの種類から選ぶことができます。
さらに、専門スタッフが細かな要望に対応してくれるケースが多く、自分に合った理想のスーツを求めている方におすすめです。
百貨店の場合、比較的ユーザーが年配の方が中心になることが多いのに対し、専門店では幅広い年齢層の方に対応しているのが特徴です。
そのため、若者にも好まれる最新トレンドに関する情報を得られるケースが多いのがメリットです。
旬のトレンドを取り入れた今っぽいスーツに仕立てたい方に、専門店は向いているといえます。
百貨店と専門店、どちらでオーダーするにしても、完成後に後悔するのは避けたいですよね。
オーダースーツを作る際には、何をチェックするべきなのでしょうか?
ここから、スーツのオーダー時に確認しておくべきポイントをご紹介します。
スーツの素材は仕上がりや料金に大きな影響を与えます。
スーツの素材は大きく分けて天然素材と合成繊維に分かれており、上質なスーツ生地には、ウールやカシミア、シルク、リネンなどの天然素材が使用されています。
高品質な素材を選択したい場合は、ポリエステル混紡よりもウール100%素材といった天然素材を選ぶのがおすすめです。
天然素材は肌触りが良好であったり、吸湿性や保温性が優れていたりといった特徴があります。
一方、安価なスーツは大量生産が可能なポリエステルやポリウレタンなどの合成繊維を使用していることが多いです。
合成繊維は天然素材と比べて、耐久性や耐シワ性などに優れています。
着用シーンや用途に応じて生地選びを慎重に行いましょう。
縫製の品質もスーツの仕上がりを大きく左右するポイントです。
スーツの縫製方法は、機械縫製の「マシンメイド」と職人が手縫いで仕上げる「ハンドメイド」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自分のニーズに合った縫製方法を選びましょう。
マシンメイドとは、ミシンを使用して縫い上げる機械縫製のことです。
布を寝かせて平面にした状態で作業を行うため、表も裏も同じ寸法で縫われます。
マシンメイドはハンドメイドに比べるとコストが低く、納期が短いのが魅力です。
ハンドメイドは、仕立てにおいて重要な部分を手縫いで仕上げる方法です。
平面で縫うマシンメイドとは異なり、ハンドメイドは内外に寸法差を作ったり、生地を曲面にして縫ったりするため、仕上がりが丸くなります。
人の体のラインに合った方法で縫い合わせるため、より体にフィットするのが魅力です。
費用も時間もかかるハンドメイドですが、その分、着心地へのこだわりを追求できます。
サイズ感はスーツの着こなしに直結する要素なので、入念にチェックするようにしましょう。
前から見た姿だけでなく、サイドや背中など、全体のバランスを見るのをおすすめします。
なお、ジャケットのサイズ感を確認する際に重要なポイントは肩幅です。
ジャストフィットするサイズ感は、ジャケットを着用した際にジャケットの肩先を少しつまめる程度が適正です。
また、パンツはウエストのサイズを必ずチェックしましょう。
ビジネススーツのスラックスは腰骨で穿くのが原則です。
パンツを穿いてポケットに手を入れ、少し下に下ろした際に自然に止まったところが腰骨で穿けている位置となります。
その状態で握りこぶし1つ分の余裕があるのが、ウエストサイズの適正な目安です。
サイズが合っていない場合、不格好なシワが入り、動きにくさにもつながってしまうので、気になる点があれば必ず店員に相談しましょう。
百貨店において毎年、百貨店の売上ランキングで日本トップに君臨するのが伊勢丹新宿店です。
伊勢丹新宿店メンズ館の紳士服売り場では、「パターンオーダー」「メイドトゥメジャー(カスタムオーダー)」「フルオーダー」の3種類を展開しています。
パターンオーダーとメイドトゥメジャーの場合の納期は4週間~6週間で、フルオーダーは約半年です。
さまざまなブランドや世界中から厳選した生地を取り扱っているので、自分好みのスーツを作ることができます。
大手百貨店だけあって、採寸から仕立てまでの技術は素晴らしいと高評価を得ているため、 「百貨店でスーツをオーダーしたいけれど、どの百貨店が良いか分からない」という方は、まず伊勢丹新宿店からチェックしてみてはいかがでしょうか。
理想的なオーダースーツを作ってもらいたいのであれば、断然オーダースーツ専門店がおすすめです。もちろん百貨店も良いところはありますが、細かい注文がしにくいため、特にフルオーダーを希望する場合は専門店を利用したほうが安心でしょう。以下にて専門店がおすすめの理由を解説します。
百貨店だと多くのお客さんに接客しているためなかなかゆっくりオーダーできません。その点、専門店は1人にじっくり時間をかけてくれるので、希望どおりのスーツが完成しやすいでしょう。コスパが良いのも専門店です。
百貨店でオーダーした場合、パターンオーダーやイージーオーダーがほとんどです。これらは既成サンプルから作成するため、こだわりたい方にはあまり適していません。しかし専門店ならフルオーダーが可能なので、より体型にフィットした魅力的なスーツに仕上げてくれるでしょう。一度着用すると既製品には戻れないかもしれません。