オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > デブの方を魅力的に見せるオーダースーツを作る際の注意点
「自分はデブだからシュッとしたシルエットのスーツ姿なんて夢のまた夢…」このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
もちろんスーツは細い体形の方が似合いやすいですが、一人ひとりの体形に合わせて仕立てるオーダースーツであれば、デブの方でもかっこよく着こなすことも可能です。
本記事では、デブの方がオーダースーツを仕立てるときに押さえておきたいポイントや注意点について詳しく説明しています。
体形によってかっこいいスーツ姿にならないとお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
既製品のスーツは、基本的に標準体型のウエストと身長の2つを基準に手足の長さや肩幅、バスト、ヒップ、裾丈などのサイズを決定しています。
そのため、デブの方がスーツ選びの基本である『肩のサイズ』に合わせて既製品を選ぶと、お腹周りが窮屈になってしまいます。
逆にお腹周りに合わせて既製品のものを選ぶと、全体的に大きめのサイズになり、見る人にだらしない印象を与えてしまいます。また、ウエストが100㎝、身長が190㎝を超えると、既製品の品揃えは極端に少なくなります。
このように、標準体型よりも太っているデブの方の体形に合う既成品を見つけることは非常に難しいのです。デブの方はお腹周りか肩のサイズのどちらかに合わせて既製品を選ぶしかなく、だらしない印象や逆に窮屈な印象を与えてしまいます。
では、スーツ姿をかっこよく見せるためには、どのようなポイントが重要なのでしょうか。ジャケットとスラックスをかっこよく着こなすポイントを解説します。
1つ目のポイントは、首の後ろにシワができていないことです。自分1人で着た際は確認しにくいポイントですが、ここにシワが寄っていると自分の体形よりもスーツが細いことを表し、周りの人にだらしない印象を与えてしまいます。
自分の肩幅にぴったりあったスーツであれば、首の後ろにシワが寄ることなくきれいに着こなせているはずです。スーツが肩幅に合っているかどうかは、スーツの肩のラインが自分の肩のラインより外側になっていないか、逆に内側に入ってしまっていないかを確認しましょう。
2つ目のポイントは、ジャケットの長さが適切であるという点です。
ジャケットの着丈は、前から見たときと後ろから見たときの両方をチェックしてください。
まず、前から見たときの着丈はスラックスの股の位置とジャケットの着丈がちょうど同じくらいがベストです。短すぎても、長すぎてもNGです。
そして後ろから見たときの着丈は、スーツのマナーとして「ジャケットでお尻がしっかり隠れていること」が基本となります。お尻と太もものちょうど境目あたりに裾がくるのがよいでしょう。これならデブの方でも気になるお尻周りを隠せますよね。
ただし気になるお尻周りを隠したいからといって、あまりに長いオーバーサイズは逆にスタイルが悪く見えますし、ダボっとして野暮ったい印象になってしまうためおすすめしません。
また最近では、お尻がすっぽり隠れる位置より少し上、1〜2センチほど短くても、足が長くスタイルアップして見えておすすめと言われています。この場合もそれ以上短いと古臭いスタイルになってしまうので注意が必要です。さらにお尻のラインがはっきりとしてしまい、デブの方はより太って見えてしまいます。
3つ目のポイントは、ジャケットの襟元が浮いていないということです。シャツとジャケットの間に隙間ができていると、せっかくのスタイリッシュなスーツ姿がダボついて見えてしまいます。ジャケットの襟が身体にピッタリ合っていると身体のラインが細く見え、相手にかっこいい印象を与えられるでしょう。
4つ目のポイントは、ジャケットのボタンを留めたときにシワが寄りすぎていないかどうかです。ジャケットのボタンを留めると、多少なりともそのボタンを中心にX字型のシワが寄ります。
しかし、このシワがはっきり見えている場合はサイズが小さすぎるか、ウエストが太すぎる証拠です。ベストなサイズ感の目安としては、ボタンを留めた際に胸元に拳1個入る程度だといわれています。
ボタンを留めたときにシワが寄っているスーツ姿は、スタイリッシュではなく窮屈そうな印象を相手に与えてしまうので、ボタンを留めたときのジャケットのシワには注意しましょう。
スーツの肩幅が自分の肩幅にぴったり合っているかは、スーツをキレイに着こなすために非常に重要です。
この2点の場合は、スーツの肩幅が自分の肩幅に合っていないことになります。
デブの方は、スラックス選びにも苦労します。なぜなら、彼らは標準体型よりも肉付きが多いのでシルエットが不格好になってしまうからです。
具体的には、ヒップラインが丸分かりになることや、尻下にシワが寄ってしまうことがあります。スーツを着る際は、自分では確認しにくい後ろ姿に対しても気を配る必要があるので、スラックス選びはデブの方が苦労する点の1つです。
一方オーダースーツであれば、一人ひとりの体形に合わせて仕立てるため、1人では確認が難しいスラックスも細かい点まで調整できます。
体形に自信が無い方でもかっこいいスーツ姿にしたい方は、オーダースーツを仕立てることがおすすめです。デブの方がオーダースーツでスラックスを作る際のポイントを解説します。
テーパードとは「裾に向かって徐々に細くなっているボトムス」のことを指します。デブの方は上半身にボリュームがあるので、裾に向かってすっきりと細いシルエットのスラックスは、バランスが取れてスタイルよく見せる効果が期待できます。
スラックスの太ももと膝周りには、適度なゆとりを持たせましょう。デブの方も窮屈な印象を与えずに着こなせます。
足を細く見せたいからと言って、太ももや膝周りがぴったりすぎてパツパツなスラックスを履くと、逆に足を太く見せてしまいます。太ももと膝周りが軽くつまめるぐらいの余裕があるとよいです。ゆとりあるスタイルが大人の余裕を演出し、カッコよく着こなせます。
足を長くキレイに見せるのは「丈が長すぎず、短すぎない」のも大切です。デブの方が丈が長すぎるスラックスを履くと、ダボダボとして余計にだらしなく見えてしまいます。
また足を長くみせようと、くるぶしが見えてしまうくらい短いスラックスを履くと、かえって足が短く見えてしまい、NGです。革靴にスラックスの裾がしっかりかかるぐらいがベストです。
デブの方でも、スーツの色と柄にこだわるとスタイルを良く見せることができます。デブの方におすすめのスーツの色と柄を解説します。
デブの方におすすめの色は「黒や濃紺、濃いグレー」などの収縮色です。収縮色は体を細く小さく見せる効果があるからです。
反対に「白やベージュ」などの膨張色は、体が大きく見えるのでおすすめできません。
デブの方におすすめのスーツの柄は「細めのストライプ」です。縦のラインを強調して、すっきりとして見えます。ストライプの線も太くて幅の広いものより、線が細く幅も狭いほうがよいでしょう。大きめのチェック柄は横のラインが強調されて、体の大きさをより目立たせてしまいます。
デブの方が体型をカバーできるスーツスタイルやコーディネートのコツをお伝えします。
アメリカンスタイルのスーツは、「体格のよい人に向けたゆったりしたシルエット」のスーツです。体が大きめの方が着ると、大人の貫禄を感じさせることができおすすめです。動きやすさと機能性を重視したスタイルなので、デブの方にもぴったりです。
スタイリングのコツはTPOにもよりますが、シャツや革靴を程よくカジュアルダウンしたものでまとめると、スポーティーな装いになりかっこよく決まります。1つ注意点として、大きすぎるものはかえってスタイルが悪く見えるので、ジャケットと体の隙間が拳1個ほどになっているか確認しましょう。
先に紹介したように、デブの方におすすめのスーツの色は収縮色です。ネイビーや濃紺など収縮色のスーツに、明るめカラーのシャツやネクタイ、ポケットチーフを合わせるとデブの方でも清潔感をアピールできるでしょう。
例えば、ネイビーのスーツに白いシャツ、ネクタイは爽やかなグリーンや控えめなピンクなどのコーディネートがおすすめ。大人っぽく落ち着いた雰囲気が好みの方は、ネクタイを明るめのブラウンにすると、威厳や風格ある雰囲気が出て、仕事ができる男を演出できます。
小物類を明るめカラーにすることで、そこに視線が集まり、体型のコンプレックスを隠す効果も期待できます。
デブの方はスーツの中にベストを着る「スリーピーススタイル」もおすすめです。ベストを着用することで、気になるお腹周りをカバーできたり、スラックスとの縦のラインが強調されて脚が長く見えたりなどのメリットがあります。
体が大きい方はベストの襟がなく、Vゾーンが広めのものがよいです。胸元がすっきり見えつつ、立体感がでてスタイルアップになります。
デブの方がかっこよくスーツを着こなすには体型にフィットしたスーツを仕立てられる、オーダースーツにぜひ挑戦してほしいです。
ここからは
を解説します。
オーダースーツの魅力は、何と言っても身体へのフィット感にあります。オーダースーツは一人ひとりの身体に合わせて手作りするため、シルエットが不格好になることはありません。それどころか、色味や柄などを駆使して着こなせばデブの方でもシャープな外見を演出することも可能です。
また、貫禄や寛容さを演出させる、ゆったりとしたサイズのスーツやタイトな印象を与える標準サイズのものを着こなすことによって、色々な種類の印象を相手に与えることができます。
続いて、デブの方がオーダースーツを仕立てる際におすすめの生地を紹介します。オーダースーツであれば、たくさんの種類から自分の体型にあった生地を選べます。
スーツの生地にはさまざまな種類のものがありますが、デブの方には光沢がある長繊維の生地よりも、光沢が無く暖かみのある短繊維の生地のものを着用することがおすすめです。暖かみのある生地は、貫禄や余裕がある印象を演出するため身体が大きい方と相性がよいです。
また、短繊維の生地にはシルエットをぼかす効果があります。そのため、デブの方が体形にピッタリとフィットしたものを着ても、相手に窮屈な印象を与えにくいです。
オーダースーツの種類は大きく分けて「パターンオーダー」と「フルオーダー」があります。
パターンオーダーは「サンプル型紙(ゲージ服)」から体型に合ったものを選び、採寸後、補正を行っていきます。縫製は手縫いではなく機械で行うので、スーツの出来上がりは2〜3週間です。値段も1着3万円からと自分の体型に合わせたスーツが「早く、安く」手に入るのが特徴です。
いきなりフルオーダーは勇気がいる…まずはパターンオーダーから試したいという方におすすめです。
フルオーダーは決まった型紙はなく、採寸後1から型紙を作ります。型紙をもとに生地を裁断し、仮縫いしたものをさらに微調整。機械ではなく手縫いでひとつひとつ丁寧に仕立てます。スーツを作る工程が多く、微調整や補正にも時間がかかるので納期は1〜2カ月と長めです。値段の相場は20万〜100万円とも言われます。その代わり、肩幅や胸幅などがぴったりで体型に合ったスーツを手に入れることができます。
体型にコンプレックスのある方、既成品やパターンオーダーで満足いくスーツが手に入らなかった…という方はぜひフルオーダーがおすすめです。ここぞというときの1着として、フルオーダーのスーツを仕立ててみるのもよいでしょう。
ここでオーダースーツを作る際の詳しい流れもチェックしておきましょう。
お店によって、フルオーダーかパターンオーダーかによっても違いがありますが、一般的な流れは以下の通りです。
スーツを着るシーン、どんなスーツが理想かなどスタッフに相談をします。初めてだと分からないことが多いと思いますが、プロがきちんとヒアリングしてくれるので安心です。こうなりたい!という理想のスーツ姿をしっかりイメージして伝えるようにしましょう。しっかりと相談するために、来店予約をしてから行くのがおすすめです。
オーダースーツを作る場合は100〜200種類以上の生地から選ぶことができ、着るシーンや体型に合わせて生地を選ぶことができます。色や柄などを決める際はこんなスーツを着てみたいというものがあれば、写真を用意しておくとスムーズです。
着る時期や体型の悩みなどからスタッフが最適な生地をアドバイスしてくれます。
メジャーを使った採寸や、サンプル型紙から作られたゲージ服での採寸を行います。体に合わせて補正をかけたり、余っている箇所があればピン打ちをしたりと細かく調整します。
パターンオーダーであれば機械で縫製、フルオーダーはすべて手縫いで行います。
縫製後ついに完成です。来店での受取や配送受取など、お店によって受取方法を選べるところもあります。
デブの方がオーダースーツを仕立てる際に注意しておきたいポイントについて説明します。主な注意点は大きく3つに分かれます。
1つ目の注意点は、着用する時期を想定しておくことです。季節感に合わせて着こなすことは、かっこいいスーツ姿のために非常に大切な要素です。
春や夏などの汗ばみやすい季節に着るものなら、短繊維の生地の中でも通気性・吸水性が優れているものを選びましょう。
一方で秋や冬に着用するものであれば、保温性や保湿性の高いものがおすすめです。色味に関しても、季節に合わせて夏場は青や紺など寒色系のスーツを、冬場はブラウンやカーキなどの暖色系のものを仕立てるようにしましょう。
季節感に合わせてスーツを着回すことで、周囲の人におしゃれに着こなしている印象を与えられます。
2つ目の注意点は、着用するシーンを想定しておくことです。
スーツを仕立てる際、どんなシーンで着用するのかを前もって考えておくことは非常に重要です。なぜなら、イメージが定まっていないまま仕立てようとすると、柄や色味、生地などを好きなものだけ選んでしまう場合があるからです。
そのような仕立て方をしてしまうと、TPOに合わせた着こなしができず、結果としてせっかくのオーダースーツでも着ていくシーンが限られてしまうということが起きてしまいます。
スーツの着用シーンは、仕事・プライベート・パーティーなどさまざまです。仕事の中でも重要な会議に着用していくものと、普段の業務に着用していくものは異なりますし、パーティーにもフォーマルなものとカジュアルなものがあります。
これらのシーンのなかでも、どのシーンに着用していくスーツを仕立てたいのかを前もって考えておくことは非常に重要なのです。
3つ目の注意点は、あらかじめ予算をしっかりと決めておくことです。
オーダースーツ専門店にはさまざまな生地や柄、デザイン、ボタンや裏地の素材などがあり、これから仕立てようとするスーツに多くのこだわりを入れることができます。
前もってしっかりと予算を決めておかないと細かい部分までこだわりすぎてしまい、結果として非常に高額になってしまうということがあります。
このようなことを避けるためには、自分がこだわりたいポイントは前もって優先順位をつけておくことがおすすめです。あらかじめ決めておいた予算の中で、自分のこだわりポイントや優先順位を反映できるように調節するとよいでしょう。
おすすめのオーダースーツブランドを3つ紹介します。
K-51インターナショナル
JR山手線徒歩2分・都営浅草線三田駅徒歩1分・都営三田線徒歩5分
公式サイト
K-51インターナショナルでは骨格スタイルアドバイザーの資格を持つスタイリストや、社内の厳正な審査をクリアした確かな技術を持ったスタイリストがマンツーマンで対応します。
また仮縫いつきのフルオーダースーツが10万円〜と高品質ながらも、納得の価格設定です。豊富な知識と経験のあるスタイリストの接客と、高い技術を持った職人による縫製であなたにぴったりなオーダースーツが手に入ります。
業界初、オーダースーツ店に併設された美容室があるのも大きな特徴です。
商品例:
NOBILE
JR山手線田町駅から徒歩3分、都営浅草線・都営三田線三田駅から徒歩5分
公式サイト
日本初のジャージスーツ専門店「NOBILE」は、伸縮性と機能性に優れたジャージ素材のオーダースーツを販売しています。
体にフィットして動きやすいジャージスーツは、ぽっちゃり体型の方にもとってもおすすめです。高い吸水性と撥水性もあるので、汗をかく季節にも最適です。
スーツを着るとなんだか疲れる、楽に着られてオンオフどんなシーンにも合うスーツが欲しい!という方は、NOBILEのジャージスーツがぴったりでしょう。1000種類以上の圧倒的な品揃えのオーダースーツが、68,000円〜という手ごろな値段で手に入るのも嬉しいポイントです。
銀座テーラー
東京メトロ 銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅B5出口 徒歩1分
JR山手線・京浜東北線 有楽町駅 銀座口/中央口徒歩5分
銀座テーラーは創業35年当時から、様々な技術トーナメントで賞を受賞し、各界の著名人やスポーツ選手などのスーツを手掛けてきました。
自社にアトリエを持ち、熟練の技術を持つ職人が1着のスーツを担当し、1つ1つ丁寧に縫い上げる「丸縫い」という希少な生産体制をとっています。なので年間に作られるスーツはわずか300着ほどです。
イギリス・イタリア・フランスなど世界各国から厳選した上質な生地を2000種類と豊富に取り揃えており、最高級のスーツを仕立てることができます。
商品例:
ここまで、デブの方がオーダースーツを仕立てる際に押さえておきたいポイントや注意点について詳しく説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
デブの方でも既製品ではなく、生地や色味にこだわったオーダースーツならかっこいい姿を演出することが可能です。
現在、既製品のものを着用していてシルエットに不満をお持ちのデブの方は、先ほど説明した注意点を踏まえて、しっかりと前準備をしてオーダースーツ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
当サイトのランキング上位のオーダースーツ専門店は、どんな体形の方でもかっこよくなるスーツを仕立てることができます。少しでもご興味ありましたら、ぜひご利用ください。