オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > オーダースーツで防弾できる!?究極の護身用スーツとは
現代社会では、ファッションと安全性の両立が求められています。特にビジネスや政治の世界では、見た目のスマートさと安全面の確保が同時に重要視される場面が増えてきました。そこで注目を集めているのが「防弾オーダースーツ」です。今回は、オーダースーツの新たな可能性と、その防弾性能について探ってみましょう。
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現代社会では、安全性とファッションの両立が求められる場面が増えてきました。特にビジネスや政治の分野では、見た目のスマートさと安全面の確保が一体となることが重要です。そのニーズに応える新たなアイテムが「防弾オーダースーツ」です。これまでの防弾アイテムは、外見よりも機能性が優先されることが多かったのですが、最新の防弾オーダースーツは見た目の美しさと防御性能を両立させるために設計されています。
オーダースーツは、体型や好みに応じて完全にカスタマイズできるため、着用者にとって最高のフィット感を提供します。その上、防弾機能を備えたスーツは、デザイン性と安全性の両立を図り、ビジネスシーンや公の場でも違和感なく着用できるのが特徴です。防弾性能を持つとは思えないほど、スタイリッシュでエレガントな外見が保たれています。このように、ファッションとセキュリティの両立が可能になったことは、オーダースーツの新たな進化を象徴しています。
防弾スーツがこれほどまでに普及する背景には、素材の進化が大きく関わっています。従来の防弾ベストやパッドは、硬くて重く、動きにくいという欠点がありましたが、最新の防弾オーダースーツでは、高度な技術を駆使した軽量で柔軟な素材が使用されています。
例えば、ケブラー(Kevlar)やダイニーマ(Dyneema)などの先進的な繊維がスーツの内側に組み込まれています。ケブラーは、非常に高い強度と耐久性を持つことで知られ、通常の布地に比べて軽量でありながら強力な防御能力を提供します。ダイニーマは、さらなる軽量化と耐切創性を実現する素材で、衝撃を効率的に分散させる特性を持っています。これらの素材が使われることで、防弾スーツは従来のものよりもはるかに快適で動きやすくなり、見た目もスマートなままです。
オーダースーツの最大の魅力の一つは、完全にパーソナライズできる点です。防弾スーツでもこのパーソナライズの利点が生かされています。スーツは着用者の体型に合わせて細部まで調整されるため、動きやすさやフィット感が抜群です。スーツのデザインや仕立ても顧客の好みに合わせて変更できるため、防弾機能を持ちながらも個性的なスタイルを維持できます。
また、防弾性能を持つスーツのパーソナライズには、軽量で柔軟な防弾素材の組み込みが含まれます。これにより、防弾機能が必要な場面でも着心地が損なわれることなく、スーツ全体が均一にフィットします。ビジネスシーンで使用されることを考慮して、スーツのデザインや生地の選定には高い品質が求められ、どんなシーンでも通用するエレガンスを保つことができます。
防弾オーダースーツは、特にセキュリティが重要なビジネスシーンでの実用性が高いアイテムです。外交官や経営者、著名人など、リスクの高い環境で働く人々にとって、身の安全を確保するための重要なツールとなります。防弾スーツを着用することで、急な危険に対しても迅速に対応できる安心感を提供します。
さらに、防弾スーツはそのデザインが洗練されているため、一般のビジネススーツと変わらない印象を与えます。ビジネスミーティングや公式行事など、プロフェッショナルな場面でも違和感なく着用できるため、見た目の美しさを保ちながらも安全性を確保できます。これは、日常的に高いリスクを伴う業務に従事する人々にとって、大きなメリットです。
防弾オーダースーツは、ただの防御アイテムにとどまらず、ファッションと安全性の新たな境地を切り開いています。今後も技術の進化とともに、さらに軽量化や柔軟性が向上することで、より多くの人々がこの先進的なスーツを日常的に使用するようになるでしょう。防弾性能とエレガンスを兼ね備えたこのスーツは、未来のビジネスシーンにおけるスタンダードとなるかもしれません。
映画やドラマで出演者のカッコイイスーツ姿を見て、真似してみたいと思ったことはありませんか?「007シリーズ」のジェームス・ボンドや「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハントなど、印象的なスーツ姿の俳優が登場する映画は数多くあります。
その中でも映画「ジョン・ウィック」は、主人公を演じるキアヌ・リーヴスがシックでスタイリッシュなスーツを着こなし、激しいアクションシーンを演じていて日本でも人気の高い作品です。このジョン・ウィックシリーズに「オーダーメイドの防弾スーツ」が登場するのをご存じでしょうか。
日本でも人気が高い映画「ジョン・ウィック」シリーズ。キアヌ・リーヴス演じる凄腕の殺し屋「ジョン・ウィック」がスタイリッシュなスーツに身を包みながら、命を奪われた愛犬の復讐をするというアクション映画です。シリーズの2作目でジョン・ウィックがスーツを仕立てるシーンがあるのですが、そこで登場するのが「オーダーメイドの防弾スーツ」です。
ジョン・ウィックの防弾スーツは「セラミック複合材」と「炭化ケイ素」でできた防弾の生地を、表地と裏地の間に挟みこんで縫うというしくみになっています。
この特別な防弾生地を使うことで、相手からの銃撃に備えながらも激しいアクションもできるという、高性能かつスタイリッシュな防弾スーツが完成するというわけです。このように十分な防弾性能を持ちながらも、体にフィットし動きやすい防弾スーツは実在するのか、気になった方も多いのではないでしょうか。
「ジョン・ウィックの防弾スーツ」のような、究極の防弾スーツの開発に成功したのが高級スーツテーラーとして有名な「ガリソン・ビスポーク(Garrison Bespoke)社」です。映画「ジョン・ウィック」シリーズで殺し屋ジョン・ウィックが着ている防弾スーツは、見た目は非常にスタイリッシュ、激しいアクションも難なくこなせる軽いスーツだと思われます。
ですが実際に防弾するための防具というと兵士が着用しているようなベストなど、分厚くて重たいものがほとんどでしょう。
ガリソン・ビスポーク社は、このような概念を覆す「防弾オーダースーツ」を開発しました。この画期的な防弾オーダースーツにはどのような技術が隠されているのか、解説したいと思います。
「オーダーメイドの防弾スーツ」の開発プロジェクトを率いたのは、同社のデビッド・チャン氏。
チャン氏によると、開発のきっかけは外遊先で銃撃された経験を持つある顧客だといいます。金融業界や石油業界など、緊張にさらされることが多いビジネスというのは、実は珍しくありません。こうした人々が分厚く重装備な防弾スーツや防弾チョッキを着ていては、相手を警戒し信用していないという印象を与え、大事な商談に影響を与えてしまいます。
そこでガリソン・ビスポーク社は、こうした危険地域へ赴くビジネスマンに向けて、クールでスタイリッシュかつ高性能な防弾装備を兼ね備えた「究極の防弾スーツ」の開発に着手したのです。
ガリソン・ビスポーク社は米軍特殊部隊に高級防弾ベストを供給していた請負業者と契約を結び、軽量な防弾素材として極薄のカーボン・ナノチューブを採用しました。
カーボン・ナノチューブは非常に高い引っ張り強度があり、鋼鉄の約20倍の強さを持っています。なおかつ重量ははるかに軽いというのが特徴です。
このカーボン・ナノチューブで作った6枚の極薄シートを、顧客に合わせたスーツの型を取ってから、ジャケットの背面とベストの前面に入れて仕立てます。
見た目だけでは高級なオーダーメイドスーツそのもので、誰も防弾スーツとは気がつかないでしょう。
カーボン・ナノチューブの最新技術によって、通常の防弾ベストや防弾チョッキに使われている「ケブラー」より50%軽量化に成功。
スタイリッシュでありながら、凶弾や凶刃から身を守ることができる防弾スーツが完成しました。
ガリソン・ビスポーク社によると、護身用スーツは日本円にして1着約190万円。完全オーダーメイドの高級スーツの相場は、20〜30万円と言われているので驚きの価格ですね。しかし注文が殺到していて順番待ちの顧客もおり、各国大統領や首相スタッフからも注目が集まっていると言います。このスーツを作るには特殊な技術を必要とするため、大量生産ができないというのも問題点のひとつのようです。
今回の記事では、防弾スーツの現状、映画「ジョン・ウィック」に登場するオーダーメイドの防弾スーツと、それを実現させてしまったガリソン・ビスポーク社の防弾スーツについて解説しました。
銃社会でない日本に住んでいると、防弾スーツの必要性を感じることは少ないかもしれませんが、中には危険な地域へ赴き緊張にさらされながらビジネスをしている方もいるようですね。そうした方に向けて体にフィットしたおしゃれなスーツだけでなく、安心してビジネスに専念することができるようなスーツも存在します。
自分にとってどんなスーツが最もメリットを感じられるのか、そしてそのスーツの作成は実現するのか、考えるだけでもワクワクしますね。
その魅力的なスーツのひとつがガリソン・ビスポーク社の防弾スーツなのではないでしょうか。