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スーツのボタンにもマナーがあるのは知っていますか?なにげなく留めていたボタンも、マナーを守ることでおしゃれに、そして立ち姿もサマになります。ここではスーツのボタンマナーについて基本的なことを解説しています。またオーダースーツのボタンについても解説していますので、参考にしてみてください。
スーツのボタンにはいろんな種類があります。またボタンを留めるときも何通りかに分けられますから、スーツを着るときはボタンのマナーについて知っておくとよりかっこ良く着こなすことができるでしょう。
シングルスーツと言っても、ボタンの数によって留め方はさまざまです。ビジネスシーンでは2つまたは3つのタイプが一般的になりますが、2つボタンの場合アンダーボタンと呼ばれる一番下のボタンは開けたままにしておくのがマナーになります。
これは3つの場合でも同様です。“捨てボタン”と言って留めるために作られたものではないのであくまで“飾り”と考えておきましょう。アンダーボタンを外すことで美しく仕上がり好印象を与えます。「ボタンを外しているとだらしがない」と言った印象を持たれる方もいると思いますが、スーツに関してはそれがマナーですのできちんと守りましょう。
3つボタンの場合もアンダーボタンは外しますが、もう1つ“第2ボタンのみ留めた状態”もマナーとして取り入れられています。3つボタンの場合、第1ボタンも飾りボタンになるためアンダーボタンだけでなく第2ボタンのみ留めるのも素敵な着こなしになるでしょう。
日本ではあまりダブルスーツを着ている方は少ないですが、近年では業種や業界によって着用している人が増えてきています。シングルスーツではアンダーボタンは外す、3つボタンは第2ボタンのみ留めるのがマナーでしたが、ダブルスーツの場合4つボタンと6つボタンがあり、4つボタンは右の2つが飾りボタンになるため左ボタンの上1つだけ留めます。
一方で6つボタンは左右に3つずつボタンが付いているので、ビジネスシーンでは第2ボタンと第3ボタンどちらも留めるのが一般的になります。ただラフな席では第3ボタンだけ留めて着ることもできます。
オーダースーツならボタンもこだわりたいところ。いろんな種類のボタンがありますので、代表的なものおいくつか紹介します。
【貝ボタン】
その名のとおり貝を使って作られたボタンです。原料は高瀬貝や白蝶貝など。南太平洋の熱帯地域で採取され日本に輸入してボタン加工されています。白蝶貝は希少性のあるものなので高級品として扱われています。
【ナットボタン】
もっとも幅広く用いられており、タグアボタンとも呼ばれています。原料はタグア椰子。象牙のような柄が印象的でとても上品な印象を与えます。
【くるみボタン】
芯になる素材を布や皮革などで包んで作られています。ボタン穴のあるものとそうでないものがあり、ハンドメイドなので温もりを感じられるのも魅力的でしょう。