オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > 麻布テーラーとグローバルスタイルはどっちがおすすめ?
オーダースーツの購入を検討している方のなかには、どこの店舗で買おうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特にオーダースーツの購入が初めての方ほど、何から調べてよいか分からず困ってしまいますよね。
そこで今回は、オーダースーツ専門店で全国展開している麻布テーラーとグローバルスタイルを比較しながら紹介します。
それぞれの店舗の価格や着用感などが気になっている方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
目次
麻布テーラーとは、1969年に設立されたメルボメンズウェアー株式会社によって運営されている、オーダースーツ専門店になります。
全国に25店舗以上出店されており、北海道から九州までの幅広いエリアで営業しています。
また、カジュアルな服や既製品を取り扱う店舗やほかのブランドをセレクトして販売している店舗などがあり、店舗ごとに変わった雰囲気を持っていることが特徴です。
グローバルスタイルは、タンゴヤ株式会社が運営しているオーダースーツ専門店です。
歴史はとても長く、前身の「丹後屋羅紗店」が1928年に誕生し、1949年に株式会社丹後屋羅紗店設立、その後2009年12月にグローバルスタイルの第一号店「Global Style大阪本町店」がオープンしました。
その後は、全国に続々と新店舗を出店し、2022年3月現在では全国で24店舗出店されています。
実際に麻布テーラーとグローバルスタイルでオーダースーツを作ろうと考えたとき、どちらの店舗が自分に向いているのかが分からないと不安ですよね。
また、まずは大手の専門店から作ってみようと思っても、何がどのように違うのかがなかなかわからず、判断に困っている方も多いのではないでしょうか。
実際に、麻布テーラーとグローバルスタイル、どちらもオーダースーツ専門店として全国展開されており、どちらも現在のトレンドを取り入れている人気店です。
ここでは、麻布テーラーとグローバルスタイルをさまざまな観点から比較し、それぞれの違いを紹介します。
ぜひ、お店選びの参考にしてください。
まずは、麻布テーラーとグローバルスタイルの価格の違いから見ていきましょう。
オーダースーツ1着の値段は、麻布テーラーが40,000円~(税抜)、グローバルスタイルが38,000円(税抜)~となっています。
麻布テーラーは最安値のスーツでもウール100%で提供していますが、グローバルスタイルはウールとポリエステルの混紡となっています。
最安値を比較するとグローバルスタイルの方が安いですが、使用されている素材を加味すると価格差はほとんどないといえるでしょう。
では、使用する生地が変わると価格はどのように変化するのでしょうか。
参考価格を表にまとめました。
生地ごとのスーツ1着の価格(税抜)
生地 | 麻布テーラー | グローバルスタイル |
CANONICO | 70,000円 | 68,000円 |
REDA | 70,000円 | 68,000円 |
CERRUTI | 80,000円 | 98,000円 |
DORMEUIL | 90,000円 | 100,800円 |
HOLLAND&SHERRY | 80,000円 | 100,800円 |
ZEGNA | 100,000円 | 100,800円 |
LORO PIANA | 100,000円 | 100,800円 |
FOX BROTHERS | 120,000円 | 100,800円 |
このように比較すると、生地ごとに若干の価格差がありますが、大きく金額が変わることはないようです。
しかし、グローバルスタイルは定期的に期間限定で「2着コンビフェア」と呼ばれるセールを開催しています。
「2着コンビフェア」とは、2着を同時にオーダーすることで、1着あたりの価格が約40%OFFになるという破格のフェアです。
たとえば、最安値である38,000円のスーツを2着オーダーすると、本来は76,000円かかるところが、48,000円へ値下げされます。
そうすると1着あたりの価格は24,000円となり、とてもお得にオーダースーツを仕立てられるでしょう。
なお、「2着コンビフェア」は、2人で同時に1着ずつのオーダーをしても適用される場合があります。
もし身近にオーダースーツの購入を検討している人がいるならば、一緒に買いに行くこともおすすめします。
反対に、オーダースーツを1着だけ購入したいけど、周りに一緒にオーダースーツの購入を検討している人がいないようであれば、生地次第では麻布テーラーの方が安くスーツを購入できるでしょう。
グローバルスタイルでは非常にお得な「2着コンビフェア」が期間限定で開催されます。
しかし、これまでのフェア情報をまとめると、ほとんど常時行われていたことが分かりました。
以下に、最近開催されていたフェアをまとめました。
過去のフェア情報
フェアのタイトル 期間
オーダースーツコンビフェア 2021年12月1日~2021年12月29日
2022年新春SALEオーダースーツフェア 2022年1月2日~2022年2月6日
オーダースーツ早割コンビフェア 2022年2月7日~2022年3月6日
それぞれのフェアは間違いなく期間限定で開催されていますが、1つのフェアが終わるとすぐに次のフェアが始まっていることが分かります。
そのため「フェアが終わってしまうから急いで買わなければ」と考える必要はないのかもしれません。
ここでは、それぞれの店舗で取り扱っている生地の種類や生地の選び方を紹介します。
公式ホームページを参考にすると、麻布テーラーでは約3000種類、グローバルスタイルでは約5000種類もの生地を取り扱っているようです。
グローバルスタイルは生地問屋が運営していることもあり、さすがの取り扱い数といえるでしょう。
しかし、麻布テーラーも3000種類もの生地を取り扱っているとは驚きです。
また、生地の選び方も異なります。
麻布テーラーではパンチブックを使って生地を選びます。
バンチブックとは、各ブランドが出している生地を正方形や長方形にカットし、冊子状にまとめられたサンプル集です。
豊富な種類の生地がまとまっているため、短時間で大量の生地を見られます。
ただし、ひとつひとつのサンプルのサイズが小さく、完成イメージが浮かびにくいとうデメリットがあります。
グローバルスタイルでは、反物を実際に手に取って見比べることが可能です。
反物とは、オーダースーツ1着分を仕立てられる大きさの生地のことを指しています。
サンプルのひとつひとつが非常に大きいため、実際に肩にかけて見比べることができ、完成イメージが浮かびやすいです。
ただし、店内に保管できるスペースには限界があるため、常に約5000種類もの生地を店頭に展示し続けることは難しいでしょう。
また、バンチブックとは違いひとつひとつを手に取って見比べる必要があるため、生地選びに時間がかかりやすいといえます。
オーダースーツ初心者の方は、完成イメージが浮かびやすい反物で選んだ方が失敗しにくいでしょう。
スタッフの方に希望を伝えて、生地の候補を選んでもらうことで、時間をかけずに気に入った生地を選ぶことが可能です。
もちろん、バンチブックでも生地は比較できますが、生地は面積が広くなると明るく見えやすい傾向があります。
そのため、いざ完成したスーツを見たときに「思っていたより明るいな」と思われる可能性があるためご注意ください。
続いては、麻布テーラーとグローバルスタイルそれぞれのオーダースタイルを紹介します。
両店舗ともにパターンオーダーを採用しているため、土台となるモデルを選ぶことになります。
麻布テーラーでは3つのモデルが用意されており、モデルごとにウエストシェイプやラペル幅などのあとから変更ができない最低限の違いがあります。
グローバルスタイルは13種類ものモデルを用意しています。
ただし、着丈や肩パッドなどのあとから調整ができる箇所もモデルのバリエーションに含まれているため、モデルごとの違いはあまり大きくないともいえるでしょう。
続いては、麻布テーラーとグローバルスタイルそれぞれの着用感について解説します。
どちらもパターンオーダーにて作られていますが、体型に合わせたサイズの調整は十分に行われているため、ウエストや肩幅がフィットしないようなことは考えにくいでしょう。
そのうえで着心地に影響する点は、肩回りの稼働のしやすさです。
麻布テーラーは肩から胸にかけて立体的なシルエットをしており、肩回りは動きやすく感じる方が多いでしょう。
グローバルスタイルは、アームホールがやや広めに作られており、人によっては腕を伸ばすとジャケットが引っ張られるように感じることがあるかもしれません。
ただし、この着心地の違いは土台となるモデルの違いや個人の体型によっても差が出ることでしょう。
着心地を重要視する方はスタッフにしっかりとその旨を伝えて、モデル選びを慎重に行うことをおすすめします。
麻布テーラーとグローバルスタイルも、オーダースーツ専門店としては際立った店舗数を誇ります。ここから、それぞれの店舗数を比較していきましょう。
【麻布テーラー:全国26店舗】
東京12店、札幌1店、横浜2店、埼玉1店、名古屋2店、京都1店、大阪3店、神戸1店、広島1店、福岡2店
【グローバルスタイル:全国23店舗】
東京10店、札幌1店、仙台1店、横浜1店、名古屋3店、大阪3店、京都2店、福岡2店
両ブランドとも、都内を中心に全国の主要都市に出店しているのが特徴です。ほぼ似たような店舗展開をしています。
また、外観やディスプレイの雰囲気も似ていて、どちらもスタイリッシュで洗練された印象です。
オプション選択はオーダースーツの醍醐味であり、自分の趣味を反映させられる重要なポイントです。
麻布テーラーもグローバルスタイルも、オプションのラインナップは充実しています。ここから、主要なディテールの金額を中心に比較していきましょう。
【本水牛ボタン】
麻布テーラー 3,500円
グローバルスタイル 2,000円
【本切羽】
麻布テーラー 3,000円
グローバルスタイル 2,000円
【チェンジポケット】
麻布テーラー 無料
グローバルスタイル 1,000円
【裏地キュプラ】
麻布テーラー 2,500円
グローバルスタイル 3,000円
【フル芯地】
麻布テーラー 標準仕様(ジェットクルーズ除く)
グローバルスタイル 5,000円(有料モデルは標準仕様)
【襟裏折り返し(髭)】
麻布テーラー 1,000円
グローバルスタイル 選択不可
両ブランドとも、本水牛ボタンや本切羽といった基本的なディテールから、裏地やポケットといった細かい部分にまで自分の好みを反映させることができます。
特に、麻布テーラーがフル芯地を標準仕様にしている点には注目です。
オーダースーツのため、どちらのブランドも完成するまでにある程度期間は掛かります。
麻布テーラーはスーツ4週間、シャツ3週間。Global Styleはスーツ4週間、シャツが6週間となっています。
追加料金を払えば早く仕上げてくれるオプションもあるので、急ぎでスーツが必要な方はスタッフに相談してみてください。
ここからは、麻布テーラーとグローバルスタイルについて、その口コミをご紹介します。
リアルな評判をチェックして、自分に合ったオーダースーツ店選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
麻布テーラーの口コミをチェックすると、価格帯が44,000円からと比較的リーズナブルな料金でオーダースーツを作れるのが高評価でした。
スーツに高額な費用をかけることができない方や、オーダー初心者でも手を出しやすくなっています。
しかし、麻布テーラーはパターンオーダーのため、どんな体型にもジャストフィットするとは限りません。そのため、口コミでは、「サイズが合っていない」という内容も見られました。
納品後、6ヶ月間は無料でお直しも可能なため、サイズが合わなかったときのリスクに備えることは可能です。
オーダースーツは初めてで緊張しましたが、スタッフの対応が丁寧で安心しました。素材は3,000種類以上ありますが、こちらが希望するタイプをすぐに探してくれたので、2時間程度で採寸まで完了しました。実際にスーツが手元に来るまで期間はかかりましたが、着心地も良好でデザインにも満足しています。ただ、オプションをいくつか選ぶと、格安とは言えない値段になってしまうため、不要なオプションは選ばない方が良いですね。
安くオーダーメイドできる店がないか探していたところ、一着4万円ほどでオーダースーツが作れるとのことで、麻布テーラーに決めました。
値段の割には品質が良く、お気に入りの一着が作れましたので満足しています。
生地だけでなく、ボタンの色や素材も細かく選ぶことができるので、楽しい経験になりました。
既製品とあまり変わらない値段で自分好みに仕立ててもらえるので、コスト的に優秀だと思います。既製品のものだとウエストが緩かったり、着心地がイマイチなことがあるのですが、オーダーメイドだけあって身体へのフィット感は良好です!お店の雰囲気も素敵だったので、機会があればまた利用したいと思います。
しっかり採寸をしてもらったのに、仕上がったスーツを試着してびっくり。全体的にサイズが大きく、ジャケットもパンツもやり直してもらいました。仕上がりに関しては、目立つところに、数カ所のほつれなどもあり、やや不満が残りました。
店員さんが売りたい商品をおすすめしている感じだった。個人に合った商品をおすすめしてほしいです。やはり、麻布テーラーのようなチェーン店よりも、しっかりしている個人店の方が接客のレベルは高いですね。あと、デザインの良いものは手が届きにくい価格ばかり。オプションを加えていくと、あっという間に高額になります。
グローバルスタイルの口コミを確認すると、2着同時購入で料金が安くなるコンビ価格を評価する内容が多く見られました。
ネガティブな意見としては、「店員の接客に不満」「縫製が雑」という声があるようです。
仕上がりに不満であれば、無料仕立て直しや全額返金保証制度を活用するのをおすすめします。
グローバルスタイルはネットで悪いレビューもよく見るので行ってみました。ネットで悪い評判もあったので心配していましたが、スーツの質や接客に大きな問題はなかったです。価格が安いのでまた行ってもいいかなという感じです。
グローバルスタイルさんはスーツの生地が豊富で驚きました。生地選びが楽しくてオーダースーツの魅力にはまりそうです。スーツをオーダーするのは初めてだったのですが、自分の身体にピッタリな一着を仕立ててもらって、料金もリーズナブルで満足しています。
自分は営業職で毎日のようにスーツを着るので、グローバルスタイルくらいのお手頃価格でオーダースーツを作れるのであれば利用しやすいですね。ただ、20代や30代が行く雰囲気のショップで、40代が行くお店ではないな。
生地の品揃えは非常に多いですが、おすすめされるのは、高額な生地ばかりでした。フェアでかなりコスパはよさそうな気がしますが、まともな生地のスーツを作ろうとすると2着8万くらいの価格になってしまいます。仕立ては、値段相応という感じです。
2着セットでオーダースーツが48000円という広告を見て、初めて利用しました。自分が行った店舗がたまたまなのか、進め方が冷たい感じが気になりました。商売っ気があるのは仕方がないですが、高額な生地をすすめられて断りにくかったです。あと、色々と進め方が早い印象でした。もう少しゆっくりと説明が欲しかったですね。完成したスーツを着てみると、一見見栄えはいいですが、ジャケット裏側の縫製が雑で、少しがっかりしました。
ここまで、価格・生地・オーダースタイル・着用感の4つの観点から両店舗を比較してきました。
どちらの店舗にも違った魅力があり、どちらを選択してよいか悩んでしまいますよね。
ここでは、それぞれの店舗の魅力を知ったうえで、どっちがどんな人におすすめなのかを紹介します。
麻布テーラーは、すでにオーダースーツを作ったことがある人やバンチブック形式に慣れている人におすすめのお店といえるでしょう。
生地の選び方がバンチブック形式であるため、初心者には少し難易度が高いと考えられます。
麻布テーラーはこんな人におすすめ
グローバルスタイルは、初めてオーダースーツを作る人や安くオーダースーツを購入したいと考えている人におすすめです。
特に、身近にオーダースーツの購入を検討している人がいるならば「2着コンビフェア」をうまく活用して、格安でオーダースーツを購入できます。
グローバルスタイルはこんな人におすすめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、オーダースーツの購入を検討している人に向けて麻布テーラーとグローバルスタイルを比較しながら紹介しました。
どちらも全国に店舗を連ねる大手のオーダースーツ専門店ですが、特徴はそれぞれ異なります。
1着のスーツを高い完成度で探している人には麻布テーラーがおすすめですが、価格をなるべく抑えて購入したい人にはグローバルスタイルがおすすめです。
なかなかどのお店にしようか判断できないという人は、スーツを購入する目的や予算、理想のスーツ像を今一度思い返してからお店を選ぶとよいでしょう。
また、どうしても判断がつかない場合には、実際の店舗に足を運んで直接話をすることもおすすめです。
自分にとって理想のオーダースーツを作ってくれそうな店舗を見つけられるように、柔軟性をもってお店を選ぶことが大切です。