オーダースーツおすすめ完全網羅 比較ランキング50店 > コラム > 自己採寸は大丈夫?オーダースーツを注文するときの採寸方法
スーツのオーダーを考えていらっしゃる方は、どうやって採寸していますか?自己採寸でもオーダースーツは注文できますが、一人で測る場合には誤差が生じてしまうことが多くあります。今回はオーダースーツを注文する時に失敗しない採寸方法を解説していきます。ヌード寸法と出来上がり寸法の2種類を説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
スーツ選びで重要なのは何と言っても「サイズ感」です。いくら高級なスーツを着ていても、袖丈が長すぎたり、パンツの裾が余っていたり、ウエストがダブついていたりすると、そのスーツ本来の持つ美しさや洗練された印象が損なわれてしまいます。結果として、他人から見た時の印象も、だらしなく見えてしまったり、着こなしに自信がないように見えてしまうこともあります。
一方で、比較的安価なスーツでも、体にしっかりとフィットしているものを着ていると、全体的にスッキリとしたシルエットが際立ち、スタイリッシュで洗練された印象を与えることができます。これは、サイズ感が適切であることで、着る人自身のスタイルやセンスを最大限に引き立てる効果があるためです。
もちろん、良質な素材のスーツを選ぶことも重要で、高級感や上品さを演出する要素の一つですが、何よりもまず重視すべきはサイズ感です。サイズがしっかりと合っているだけで、スーツ全体の印象が大きく変わり、よりスマートで自信に満ちた姿を見せることができます。したがって、スーツを選ぶ際には、まず自分の体型に合ったサイズを見極めることが、最も大切なポイントと言えるでしょう。
オーダースーツは、自分の体型に合わせて作られるので、採寸が必要です。もちろん服を着たままでは誤差が出てしまうので「ヌード寸法」で測るのが基本になります。ここでは採寸方法について解説します。
スーツを着たときにぴったり体に合わないといけないので、何も着ていない状態ではなく、ワイシャツやパンツを履いたままで測定します。一人ではきちんと測ることが難しいので、家族や身近な人に手伝ってもらうのがよいです。
まず鏡の前で水平になるように立ち、ベルトをしている方はそのままの状態で測定します。測る場所は「総丈」「オーバーバスト」「肩巾」「胸囲」「胴囲・中胴」「ヒップ」「袖丈」「パンツ丈」「股上・股下」「ウエスト」「モモ」「膝」の14ヶ所。それぞれ簡単に説明します。
・総丈:首の付け根からかかとまで
・オーバーバスト:二の腕の外側一周
・肩巾:肩基点から首基点まで
・胸囲:脇下付近を通った胸まわり
・胴囲、中胴:お腹の出ているところ
・ヒップ:お尻の一番出ているところ
・袖丈:背中心から肩基点、肘基点を通過し手首の一番細くなるところまで(左右で違うため要注意)
・パンツ丈:ベルト上から裾まで
・股上、股下:股上はウエスト端から足の付け根まで、股下は足の付け根からかかとまで
・ウエスト:ベルトの位置一周
・モモ:太ももの一番太いところ
・膝:膝頭の周囲
ご自身が普段着られているスーツから測定することも可能です。この場合、ジャケットとパンツを平置きにして測っていきます。シワができてしまうと誤差が出るので、しっかり伸ばしてから測ることがポイントです。
(ジャケット)
着丈・肩幅・胸囲・胴囲・中胴・裾口・袖丈・袖巾・袖口巾をそれぞれ測定します。
(パンツ)
ウエスト・ヒップ・スラックス総丈・股上・股下・ワタリ・膝巾・裾巾をそれぞれ測定します。
採寸を自分で行う場合は、いくつかの注意点があります。オーダースーツは一度注文したら返品しにくいので間違いのないようにきちんと測定しなければいけません。ポイントを押さえておくと安心です。
1.既製スーツのサイズ表記の見方を押さえる
愛用しているスーツのタグを見れば、すぐにご自身のスーツのサイズをチェックすることが可能です。ただオーダースーツの場合、それでは合わないケースが多いので注意してください。これはあくまで簡単にご自身のスーツのサイズをチェックする方法です。
2.オーダー方法を押さえる
パターンオーダー・イージーオーダー・フルオーダーの3つに分けられます。既製スーツからオーダーするならパターンオーダーを、既製スーツのパターンを参考により細かく変更できるのがイージーオーダー、一からすべて型紙を作るのがフルオーダーです。
3.理想のシルエットを想像しておく
ある程度どんなシルエットのスーツにしたいのか、サイズ感などをイメージしておくことも大切です。
4.プロに任せる
自分で完璧に採寸することは困難です。また失敗しやすいので、オーダースーツを作る際はプロに任せたほうが安心でしょう。