最近はやりのストレッチ素材のオーダースーツとは？

ジャージー素材の特徴やメリット

最近はジャージー素材で作られた服も多く販売されていますね。 以下に、ジャージー素材のメリットをご紹介します。

ジャージー素材ってどんな素材？

スーツで使用されている繊維は、多くの場合ウール素材を織った生地で作られています。 それに対してジャージー素材は、織るのではなく編んで作った生地であることが大きな特徴です。 編むことで生地の伸縮性が生まれ、動きやすいのはもちろん快適な着心地を実現します。

とても動きやすい

ジャージー素材は先に触れたように織って作られた生地であり、非常に伸縮性に富んでいます。 そのためとても動きやすく、活動域の広い人でも快適に着用できる点が大きなメリットです。 スーツだとどうしても動きづらかったり堅苦しい着心地のイメージがありますが、ジャージー素材であれば走ったり大きな動きをしても窮屈さを感じることがありません。 一度ジャージー素材のスーツを着たら、ウールのスーツには戻れないかも！？

しわになりにくい

ジャージー素材はしわになりにくい点もメリットのひとつ。 スーツは長時間座っていると、パンツやスカートに椅子の跡がしわになってしまったり背中がしわになりやすいですが、ジャージー素材ならこうした心配がありません。 人と会う仕事の場合、とある打ち合わせの後すぐに別の打ち合わせが入ることもあるはず。 その時、前の打ち合わせ中についたスーツのしわがそのままの状態で、新たな顧客に会うのは気になる…という人もいるのではないでしょうか。 ジャージー素材はしわになりにくいので、しわを気にして仕事に集中できないという心配はありません。

シルエットがきれい

ジャージー素材は適度なフィット感があり、生地の裁断次第でとてもシルエットがきれいに仕上がります。 生地がなめらかなのでラインがきれいですし、それでいてしわになりにくいのですからシルエットがきれいなのもうなずけますね。 またウール素材よりも肌触りがよく、着心地がよい点も魅力。 適度な保温性がある反面通気性にも優れているので、湿度が衣類にこもってしまうこともないため、通年を通して快適に着られます。 毎日着用するスーツだからこそ、着心地のよいものを着用したいですよね。

ストレッチスーツはしわになりにくく着心地が良い

ストレッチスーツは動きやすいことに加えて、しわになりにくいという特徴があります。 ジャージー素材については先に触れていますが、以下にストレッチスーツがしわになりにくく着心地がよい理由を解説します。

しわになりにくい素材を採用している

生地の素材にはさまざまなものがあります。 その中にはしわになりやすいものとなりにくいものがあり、一般的に麻や綿といった素材はしわになりやすく、ウールはしわになりにくいです。 さらに、ポリエステル素材はウールよりもしわになりにくいといわれている素材で、ジャージー素材を含むストレッチスーツで使用されている素材はポリエステルを使用しているものが多くあります。 そのため、一般的なスーツよりもしわになりにくいのです。

生地自体の作り方に特徴がある

先にも触れていますが、ポリエステルを使用したジャージー素材は一般的なスーツの生地とは違った仕立て方法を採用しています。 生地のすべてにポリエステルを使用するのではなく、ウールも使いながら生地を作ることによって、高級感のある生地を作ることができます。 ポリエステルを特殊な編み方で作った生地は、多くのオーダースーツでも活用されていますが、強度の強い糸を使用して生地を作ることによって、しわになりにくいスーツを作ることができるのです。

しわになりにくいから着心地がよい

しわになりやすいスーツは生地が固くて動きにくいものが多いのに対し、ストレッチスーツは快適に着られるものが多いです。 しわになりにくいことは伸縮性に優れていることにもつながりますので、長時間同じ姿勢でいても疲れにくいと感じる人が多い様子。 仕事中も同様ですが、最寄り駅まで自転車を使う人でもストレスなく移動ができるのはストレッチスーツならでは。 スーツに窮屈さを感じている人こそおすすめです。

オフィスカジュアルにも最適なスーツ

オフィスカジュアルにふさわしいストレッチスーツの選び方を、以下に解説します。

ストレッチスーツを選ぶ際のポイント

ひと言でストレッチスーツといっても、ジャージー素材をはじめさまざまな素材で作られた商品があります。
選ぶ際には実際に試着をして、自分が必要とする伸縮性をもったストレッチスーツを選んでください。
移動が多い、可動域が広い場合は、ストレッチ性が高いもののほうが着心地がいいです。
伸縮性を確認するとき、縦横どちらかだけ伸び縮みするのではなく、両方しっかり伸び縮みするものを選ぶのがポイントです。

また、ストレッチスーツはしわになりにくくシルエットがきれいに出ますので、ジャストサイズのものを選ぶのがベスト。
タイトすぎず、ゆとりがありすぎない、自分の体にぴったりとフィットしたものを選びましょう。
各パーツに指1本が無理なく入るくらいのゆとりが理想といわれていますが、採寸時に気になるようであればお店の方に相談してみましょう。

こんなストレッチスーツがおすすめ

せっかくスーツのストレッチ性が高くても、裏地が伸縮しなければストレッチスーツの意味がありません。 裏地もしっかり伸縮するものを選ぶことは忘れないようにしましょう。 表地、裏地ともに伸縮性が高いこと、また伸びたままにならない、きちんと元に戻る弾力性のある生地を選ぶこともマストです。 ストレッチスーツを着用する際には、インナーやシャツもストレッチ性のあるものを選ぶことも重要。 特にシャツこそ伸縮性が高いほうが着心地がよいので、ストレッチシャツを選んで着用してください。

場面別おすすめのストレッチスーツコーディネート

以下に、おすすめのストレッチスーツコーディネートをご紹介します。

モスグリーンが知的な印象を与えるストレッチスーツ

モスグリーンのストレッチスーツに、ベージュのシャツを合わせたコーディネート（シャツは別売りです）。 ダークすぎずカジュアル過ぎず、オフィスにも十分対応できるコーディネートです。 全体的に細身のシルエットなので、ベストサイズで着用するのがおすすめ。

どんな場面でも着られるオーソドックスなストレッチスーツ

細身なブラックのスーツは、仕事はもちろん冠婚葬祭などにも活躍します。 ストレッチ性が高いのはもちろん、耐久性にも優れているため長く着用できます。 こちらのストレッチスーツのポイントはなんと家で洗濯ができてしまうこと。 暑い時期はスーツも汗を吸ってしまいますので、洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるのは助かりますね。 1着は持っておきたいストレッチスーツです。

カジュアルに着こなしたい2ピースストレッチスーツ

テーラーが小さめでセンスを感じさせるストレッチスーツ。 こちらは2点セットでベストがついていないので、オフィスカジュアルにおすすめのスーツです。 カジュアルにまとめやすいですが、インナーシャツを変えればきちんと感も出せます。

オーダースーツもストレッチスーツがおすすめ

ストレッチスーツは特殊な素材で作られていますが、ストレッチ素材を用いてオーダースーツを仕立てることも可能です。 自分の体型にぴったり合ったオーダースーツなら、よりきれいなシルエットでストレッチスーツを着こなせます。 これからオーダースーツを仕立てたいと考えている人は、ぜひストレッチスーツも視野に 入れてデザインなどを検討してみるのもおすすめです。