20代と30代のスーツの選び方と目安の価格をご紹介

スーツはビジネスマンにとっての仕事着であり、長く着用できるように質の良いものを買うべきと言われます。 しかし本当に大切なことは、自分自身の立場や着用シーンに合っているかどうか。価格だけでスーツを選ぶ必要はなく、むしろ状況に合わせて選ばなければなりません。 本記事では、20代と30代それぞれがスーツを選ぶ際に意識したい価格と選び方の目安を解説します。

価格帯の目安はどれくらい？

スーツの選ぶ際は、価格を意識することが大切です。 ブランドやデザインで選ぶのも良いですが、ブランドだけで選んでしまうと、一式で数十万円かかってしまうことも珍しくありません。

また、普段着用するものであればそこまで高いものを選ぶ事はありませんが、一着あれば良いという事でもありません。 最低でも夏冬用で数着ずつは用意しておいて、豊富なバリエーションからその日に合ったスーツを選択できるような、柔軟性をもたせておくようにしましょう。

20代が選びたいスーツの値段目安

スーツには3万円以下の安価なものと、5万円～15万円程度の価格帯のもの、20万円を超える高級なものに分けることができます。 スーツの生地・縫製・ディテール・デザインなどにこだわるほど価格は高くなりますが、20代のビジネスマンはあえて背伸びをする必要はなく、多少安価なものでも問題はありません。

ただし、フォーマルなシチュエーションでスーツを着用する場合は「身だしなみ」の一環として、安すぎるスーツは避けた方が無難でしょう。 「2着で49,000円」など、セット売りによって安くスーツを仕立てることもできますが、特別な1着を準備しておいても損はありません。

たとえばフォーマルスーツは10年以上の長期間着用し続けられるものなので、耐久性の高い素材で作られているものが理想的。 ポリウレタンやポリエステルが含まれる生地は、ウールやシルク特有の光沢感や高級感は醸し出しにくいため、重要な会議や式典に出席するための1着も5万円以上のものを用意しておきたいところです。

30代が選びたいスーツの値段目安

30代からのスーツ選びは、「年相応」を意識していきたいところ。自分自身の見た目に加えて、役職・立場・スーツを着るシチュエーションを総合して選ぶ必要があります。 例えば有名な高級ブランドの生地は素材そのものの価格・製造にかかる工程や手間・ブランドとしての価値がすべて含まれているため、1着あたりの値段が高くなります。

役職や立場をしっかりと周囲に示したい場合は、15万円以上の高級なスーツを1着用意しておくと良いでしょう。 仕事着としてのスーツは安価すぎるものを避け、人と会ったり重要な会議・イベントに顔を出したりすることも考えて、5万円以上の価格帯から選ぶのがベストです。 色については、もっともベーシックなネイビー・グレーを。色柄は、汎用性の高い無地や王道のストライプから選ぶのが無難です。

役職によっては威厳を見せることも可能で、やや太めのストライプの柄を選んでも問題ないでしょう。 まわりにアピールはしないけれどさりげなくおしゃれな着こなしをしたい時には、グレーやネイビーにシャドーストライプまたは細いストライプ・チェックをあしらったスーツがおすすめです。

年相応かつTPOに即した装いを

20代と30代では見た目の若さのほかにも、役職や与えられた立場が大きく変わってきます。 スーツで自分自身を表現することもできますが、ネクタイやベスト、腕時計・靴に高級感を持たせることで、スーツはシンプルな無地のまま重厚感を醸し出すことも可能です。 スーツは着用する環境や状況によって見ばえが変わるため、TPOに合わせることが何よりも重要です。その時々の年齢や着用シーンにふさわしい1着を選びましょう。